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★このコーナーは、Aidaの日記です。あまり参考にはならないかも(;´д⊂)
なお、投稿・返信はできませんので、あしからず。

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【162】BC30パルブロへゆく....【戦30制限】
 Aida  - 04/7/12(月) 13:09 -

引用なし
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   Date:2004-05-29 (Fri)

今日も、いつものようにジュノの競売所にならぶHQ装備品をながめている。というのも、めったにお目にかかれないレア物がでていたり、素材相場の値動きでで一儲けすることも夢でないからだ。

「う〜〜〜ん」

みんな真剣な顔をし、競売所の前はにぎわっている。
人が集まれば、当然、バザーも開かれ、テレポタクシ〜がひっきりなしに行き交うことになる。
ジュノ下層は、なんとも活気がある。

しかし、あまりに人が多すぎて息苦しさを感ずることもある。
そんなときには、上層か、港の競売所へ移動する。

というわけで、今日は港のチョコボ乗り場前の競売所で競売リストをみている。
と、バンリュ〜さんからLS通信がはいってきた。

「鳥のBCいってみませんか〜」
「鳥のってBC30ですね....」
「はい〜。パルブロだったかな....」
「装備が残っていたかどうか....」

と、ステインが声をあげた。

「ボクもいく〜〜」

というわけで、すぐさま武器庫になっているfifi、職人のIcoのモグ金庫をたしかめることとした。

〜〜〜〜〜

「え〜〜っと、たしか百人隊長装備あったはず〜〜」

Fifiは、サンドリアの金庫を確認してくれた。

「あれ〜〜ない〜〜〜〜。うっちゃったかな〜」
「お〜〜い。あれは取っいてっておねがいしたのに〜」
「う〜〜ん、タージェとかはあるけど〜〜。あ」
「うん?」
「あったよ〜〜。バケツの中にしまっておいたんだった〜〜。」
「ぐは〜サビサビバケツね。」
「へへ、12個もあるから、収納たっぷりだもんね〜」
「おみやげ、よろしくね〜〜」

というわけで、とりあえずBC30へ向かうための装備がそろった。

「あ、BCへ向かうということは....オーブが必要ですよね」
「あい、印章30枚で交換してくれるやつです。」
「はい〜」

〜〜〜〜〜

例によって、ジュノ港のオーブ交換商人に向かうこととした。
毎回思うのだが、商人は一体どこからオーブを仕入れているのだろう。
それに、取り替えた印章は、いったいどうするんだろう。
どこかへもって行くと相当なギルを入手できるのだろうか。

そんな事を思い浮かべつつ、印章30枚でオーブを取り替えた。

「へへへ....いいカモだ....」

いつものつぶやきを背中で聞いた。

「準備完了。」
「あ、ジュースとペアオレももって行きましょう。突入したら両方のんで決戦です。」
「え〜。両方一変にのめるんですか。」
「たぶん....。ね、ザルソバさん。」
「あい、飲めますですよ。皆さん頑張って〜〜」
「あい〜では出発!」

パルブロへは、3通りの行き方がある。
1)チョコボでロラン、沼、コンシュ、北・南・北グスタと疾走。
2)飛行艇でバスへ向かいチョコボで南グスタ、北グスタと疾走。
3)コンシュまでタクシ〜に乗り、チョコボで疾走。
圧倒的に安いのは、2)だが、飛行艇の時間が微妙なところといえる。
今回は、3)で向かうこととした。

下層でタクシ〜をさがす。
最近、タクシ〜に乗る機会が多くなり、だいぶタクシ〜をさがすコツがわかってきた。
・シャウトで、募集案内、発車コメントがあればすぐさまTellをいれてみる。(「次便でもよいから」と予約する)
・なじみのタクシ〜をメモっておき、シャウトがなくともとりあえず営業中かTellしてみる。
・知合がタクシ〜可能であれば、特別にたのんでみる。
  :
  等々
今回は、すぐに予約をいれることができた。

「コンシュまでいきたいのですが、3人です〜」
「はいっ。すぐもどってきますから、お待ちを....」
「りょうかい」

しばらく待っていると、テレポタクシ〜屋さんが息をきらしてもどってきてくれた。

「おまたせ〜〜〜」
「よろしく〜〜」
「団体さんなので、割り引き料金でいいですよ〜200Gで....」
「ありがと〜〜」

ということで、すぐにコンシュタットへ飛んでくれた。

そして、チョコボでパルブロ鉱山へ。

〜〜〜〜〜

その昔、ここには、裸にツルハシをかついだ冒険者であふれていたことがある。
それも長くは続かなかった。相場が大きくくずれ今ではミスリルの砂利をほる冒険者はわずかになってしまった。
それでもいくつかのポイントで貴金属を掘るべ「とんづらシーフ」が縦横無尽に走り回るようになった。
そして、今ではその姿も消えつつある。

地図を確認しながらエレベータへ向かう。
すっかりサビつき、ギーギーと音を立てながら我々を運んでくれた。

地図の焼け焦げた場所をめざし、かつてツルハシをもって走り回っていたころを思い出し、スタスタとすすんだ。
あいかわらず、リンク狩りをするモノもいれば、必死にカザム行き飛行艇パスのためカギをあつめる冒険者の姿は健在だった。
そんな冒険者へケアルをしつつ、救援しつつ、目的地に到着した。

〜〜〜〜〜

BCは、静かだった。
今回、獣獣戦(Vanryu,Stainboy,Aida)でチャレンジだ。
3人ともオーブをもっているので、3回チャレンジできる。

まずは、わたしがオーブを投げ込んだ。

あたりがすっと暗くなり体が闇につつまれた。
力が抜けるような感覚がする。

気が付けば、不気味な波動につつまれた異次元世界に立っていた。
ふとみると、バンリュ〜さんにステイン君がパインジュースとペアオレを一気にのんでいる。

「いきます〜」
「お〜」

暗闇に続く細い道を走っていくと、赤黒い広間が見えてきた。
バンリュ〜さん、ステイン君ともに左右の鳥を魅了する。
その間、わたしは、ボス鳥をにらみつけながら
突入した。

1回戦 必死
2回戦 開幕すんなり魅了 ただしディスペルガでペアオレはがれる
3回戦 開幕操れず焦り。ヘルダイブ強烈。

結果は、上記の通り。3人で勝どきをあげた。
戦利品は以下の通りであった。

戦利品(直前ジュノ競売取引価額)で35万!?
   1*4 鳥の羽*4
   *** 鳥の卵*1
 1000*1 チェスナット原木*1
 4000*2 エルム原木*2
30000*1 箙(エビラ)スコーピオン*1
 5000*2 箙(エビラ)ホーン*2
300000*1 さらし*1
 1000*1 アメジスト*1
  800*1 ライトオパール*1

売却代金を3人で山分けすることとして、それでも一人10万Gを手にすることができた。

これを元に....錬金術を始めようかと思っているAidaであった。

ジュノ就寝
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【161】ランペールふたたび....【竜53】
 Aida  - 04/6/14(月) 19:46 -

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   Date:2004-05-22 (Sat)

流砂洞へどのくらい通っただろうか。
例によって、2タル2獣1エル1竜チームだ。
やっとのことで宝箱をあけ、無事竜騎士AF(紫ブーツ)を手にいれることができた。
残すところ3箇所、小手、胴、頭ということになるが、手にするのはまだまだ先の話となるであろう。
ジュノの町中でときおり、AFフル装備の竜騎士がみうけられる。
思わず、羨望のまなざしをおくっている毎日だということはヒミツだ。

ジュノで競売を見ながらも、バンリュ〜さんの声がとびこんできた。

「いまランペールです〜〜」
「え?東ロンフォールのですか?まさか、あの最近発見されたエリア?」
「そうです。隠された階段のほうです。」

以前、東ロンフォールをランペールめざし、にかなり高レベルの冒険者PTが向かうのをみたことがある。
その時には、シャグナ〜へ抜けたカニを叩くものだと思っていたが、今にしてみれば人数が多すぎる。
実は、ランペールには別エリアがあるとの噂は聞いていたが....。まさかそこなのだろうか。

さっそく、ランペールの墓を目指してみることとした。

〜〜〜〜〜

ラテーヌでタクシ〜を降り、チョコボ屋をちらりと見てから、ロンフォールへダッシュした。
あいかわらず、出張チョコボ屋は高値だ。さらにこまったことに竜騎士は、チョコボにのってしまうとワイバーンがついてこれない。
いったん、送還してから再度呼び出してもダメなのであった。

走るのはきらいではない。ラテーヌを西に横切る。池の横を抜け、ガケを駆け登ればロンフォへはすぐだ。
と、初々しい戦士(サポなし)が、トリと格闘している。賢明に剣をふるうが、状況はあまりよくない。ファストブレードを繰り出しながら賢明に削っている。
私は、すかさずプロテスをいれ、状況を見守った。
ヘルダイブをなんとか耐え勝利した。

このエリアには、なんとも激しい戦闘を繰り広げている冒険者が多い。可能な限りプロテスをいれることにしている。
というのも、その昔、私もこうしたエリア切り替えの場所でプロテスをもらいずいぶんと助かった覚えがあるからだ。

西ロンフォから東ロンフォへ抜け、ランペールに到着した。

〜〜〜〜〜

静かだった。
私は、腰を下ろし息を整えた。
風に吹かれ、草木が揺れる音が耳に心地よい。
ときおり、堅い地面を突き破ってミミズが顔を出すかん高い音が響く。
今はすっかり人影は少なくなってしまったが、その昔は、多くの冒険者がキャンプを張っていたものだ。

洞窟のコウモリを狩り、ゴブリンクに悩まされ、ホネをたたきながらオバケを奪い合う。
さらに、奥へすすめばゴブとの死闘とコウモリの特攻が待っている。
何度も気を失いながらも修行に励んだものだ。
また多くの冒険者仲間とも出会った記念すべき場所でもある。

洞窟を抜け再度地上に出る。墓石とは別のエリアに移動するとバンリュ〜さんの掛け声が響いてきた。地面に耳をあててみると、あきらかに地下からだ。

「おります〜」
「あい、注意してください〜〜」
「あい、了解;;」

石畳を調べるとからだがスッと軽くなった。

〜〜〜〜〜

回りがよく見えないが、複数の冒険者がいるようだ。
すぐにスニをかけようと、まごついているとバンリュ〜さんが手をふってくれた。

「ども〜」
「ゴブなかなかです。ここは操れるコウモリもいるので....」
「はい〜」

さっそく、バンリュ〜さんから、ここはすべてのモンスタがアクティブであること、階段をのぼり地上にもどっても追いかけられること、ゴブが密集していること、赤魔ゴブがいること等などの話をきいた。

どうにか目が慣れてくると、何人かの冒険者にまざってバンリュ〜さんの姿を確認した。
バンリュ〜さんは、コウモリをペットにし、スニをいれると暗い奥へ走り始めた。

しばらく進むとバンリュ〜さんの足が止まった。視線を追うと、ゴブがじっと岩陰でこちらを伺っているようにみえる。

「3匹いますね....」
「え〜〜〜」

さらに目を凝らすと、さらに奥に2匹を確認できた。

「弓ゴブからいきます」
「あい」

バンリュ〜さんは、ブリンクをいれると、ギリギリまでゴブに近づくとコウモリを向かわせ、そっと後ずさりした。
突然の奇襲に驚くゴブ。弓をひいてはみるもののコウモリには当たらない。
たっぷりとヘイトがコウモリに蓄積されたところで、コウモリをもどらせるとゴブは、すごい勢いで追跡し始めた。
爆弾に備えてバファイラを入れ、ディア、スロウ、パライズをたたき込んだ。(もちろん、スロウ、パライズはレジられた;;)
槍をかまえるとゴブにダイブした。

あっというまに、ゴブ一匹は、余裕で撃沈。

バンリュ〜さんは、撃沈間際にコウモリを野生にかえすことになるが(経験値のロスがないため)、アクティブなコウモリは、野性にかえしてから5秒程度でこちらに襲いかかってくる。
そこで、撃沈後すかさずスニをいれなければ、おちおちヒールもできないのだ。

ゴブ発見→コウモリ隊出動→ベースへ引き寄せ→
総攻撃→撃沈直前コウモリ隊離脱→撃沈→
コウモリ隊が我に返るまでにスニでヒール態勢→
(間に合わなければ、コウモリ隊再魅了して遠くで野生へかえす)

こうしていくとコウモリ隊は、大働きをしてくれる。
なにしろ、ペットは野性にかえると強烈な速度で体力を回復するのだ。

「順調ですね」
「あい〜〜」

と、何度目かにいきなり、ペットのコウモリ(体力回復中のため黄色文字)が背後のPTによりつれ去られてしまった。

「あ〜〜〜ボクのコウモリが〜〜」
「ぐは〜」

どうやら背後のPTはコウモリを専門に狩っていたようだ。徐々に奥へ進撃してきたのだろう。

「あ、ゴブわいた!」
「うお」

回りにあれほどたくさんいたコウモリは、背後のPTがすっかり狩ってしまって見渡す限りいない....。

バンリュ〜さんは、とっさにカニのしもべを呼ぶと、ゴブに当てた。

「いったん退却しましょう」
「あい」

入り口まで戻って見たが、見事なまでにコウモリは片付けられていた。

「う....いませんね。」
「いったん外へ出て見ましょうか」
「あい」

階段をのぼって外に出て見ると、穏やかな青空と乾いた風が吹いていた。

「あ、カニのゲージが残ってる....」
「え〜〜」
「ゴブ出てきますよ」
「むむ」
「カニおわりました。」
「あい」

私は、息をのみ、じっと石畳を見つめたままヒールの態勢でまった。
あたりは、乾いた空気が草木を揺らしカサカサと音をたてている。

「ぐぉ」

ゴブが叫び声を上げながら石畳から頭をだした。
ジャンプでゴブを迎撃し、戦闘開始となった。

ふとゴブをみると、ほとんどHPはない。おそらくバンリュ〜さんのカニのしもべが頑張ってくれたのだろう。
感謝だ。

「ふぅ、ここはエリア逃げってできませんね」
「無理ですね。いざとなったら呪符デジョン....」
「ううむ」

ともかく、のどかな墓からは到底予想ができない緊張の連続の地下なのであった。

サンド就寝
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【160】流砂洞へ【竜52】
 Aida  - 04/6/9(水) 9:29 -

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   Date:2004-04-25 (Sun)

先日の一件で孤島へむかう絶好のチャンスであったのに、粘土をわすれてしまった苦い経験から、まずはセルビナへ向かい粘土をもらうこととした。
実は、随分前に各地の石碑から碑文を集め、セルビナの爺さんのところへ足を運んでいたのだが、巣の地図をもらった後紛失してしまったようだ。
あの二か所、要塞を抜けたソロムグと、例の孤島だけ残っていたのだ。

ジュノからタクシ〜とチョコボを乗り継いで行けばよいのだが、急ぐ旅でもなく、徒歩で向かうこととした。

〜〜〜〜〜

バタリアを歩いていると、野放しのトラがあちらこちらに見える。
そのたびに槍を抜いては毛皮、牙取りをしてみたが、さっぱりだった。
荒涼とした大地をぬければシャグナ〜森林だ。
しっとりとした空気、樹木の香りが体を包む。
ゴブ、カブトムシを横目で見ながら、北方の湖経由でショートカットすることにした。
湖には、釣り人数人の姿に交じって、武器商人があいかわらず突っ立っていた。お仕事も大変そうだ。
丸太橋をわたり、オークの脇を通り抜けラテーヌへ出る。
セルビナはもう少しだ。

〜〜〜〜〜

空が赤紫色に染まるころ、セルビナに到着した。
途中、灼熱のバルクルム砂丘でゴブリンクの助太刀や、レイズナ〜等で寄り道をしながらであったが、無事到着することができた。

さっそく粘土をもらっているとLSパールが光りバンリュ〜さんの声が聞こえてきた。

「流砂洞いってみませんか〜〜たしか竜のAFが宝箱にあるとききましたよ〜」
「なんと〜。そういえばジュノの武器屋でAFの話をきいてます」
「あい〜。ルテにいますです。」

私は、いそいで夜のセルビナを出発した。

〜〜〜〜〜

いちどサンドへ戻り、ジュノへデジョンするか、直接ジュノへ戻るか....と思案していると、ホラの岩が見えてきた。
たくさんの冒険者がタクシーから降りていく....
そうだ、タクシ〜の途中乗車してみよう。

「すみません〜。ルテまで途中乗車させてもらえませんか〜」

タクシ〜が到着するたびに声を上げてみた。
声のかけ方によっては、エリア切り替え中でとどかないようだ。
何度か手を振りながら声を張り上げているとミスラさんが、笑いながら手を上げてくれた。

「いいですよ〜。途中乗車歓迎です!」

私は、いそいでグリンピース(パーティー希望表示)を出すとタクシ〜に乗り込んだ。

〜〜〜〜〜

テレポルテは、アルテパ砂漠にポツンとある。
砂から遺跡らしき城壁に囲まれた場所だ。

タクシ〜を降りると、熱波にみまわれた。
テレポしてくれたミスラさんに丁寧にお辞儀をすると、すぐそばにバンリュ〜さんが待っていた。

「おまたせしました〜」
「あれ、早いですね〜」
「ラテでタクシ〜途中乗車したです」
「なるほど〜^^」

装備を点検しながら、流砂洞をめざすこととなった。

「入り口はいくつかあるようですが....」

バンリュ〜さんが砂の上に東アルテパの全体を描いた。

「今、この辺ですから、ずっと南へおりて、このあたりです」
「ふむふむ....」

流砂洞は、うわさには聞いていたが、かなり広い場所のようだ。しかも内部は複雑で、砂が流れ落ちている場所もあるという。

とりあえず、スニークをしながら南下をはじめた。
途中、砂ぼこりをあげながら疾走するサボテンくんの姿に驚いた。

〜〜〜〜〜

砂の坂を降りて行くと遺跡らしき場所に入り口の穴を見つけた。

「ここから入ります。」
「あい」

もちろん、はじめての流砂洞だ。何が出てくるか分からない。
階段を降りていくと、外とは違いヒンヤリとしている。

「ダレもいませんね」
「結構、混むんですか?要塞の入り口のように....」
「いえいえ、そこまでは....なにせ遠いですからね。」

階段の踊り場のところへ降りると、カブト虫がカサカサと近づいてきた。

「うおっ」

思わずヤリを構えたが、バンリュ〜さんがすかさず魅了しペットとした。

「だいじょうぶ、ここのは絡んできませんよw」
「あい」

かつて限界1を越えるためにネンキンを取りにクロウラーの巣へむかったことがあるが、虫には泣かされた覚えがあるのだ。
階段下の方から、コツコツと物音が聞こえてきた。目をこらして薄暗い中を見ると数匹のアリ戦士がこちらをじっと見つめている。

「とてとて....」
「スニでちょっと見てきましょう」

そう言うと、虫を連れて階段を降りて行ってしまった。

〜〜〜〜〜

しばらくすると、アリ戦士を引っ張りながらバンリュ〜さんが戻ってきた。
槍をかまえ、ディアいれるとジャンプを開始した。
アリはこちらを向くが、平気な顔をしている。

「うひ、堅いですね;;」
「あい、カブトムシにヘイトを稼がせましょう。」

そういいながら、ホンキダセが炸裂。
そのスキにブリンクをいれながら、チクチクと槍でつついた。
二度目のジャンプをしつつ、やっとのことでアリをたおすことができた。

「リンクしたら、そく逃げですね」
「あい....」

その後もとてとてアリを呼び出しては、チクチクとつついた。時には、砂を吹き散らしたり暴れまわったりと多彩な攻撃を受けたが、撃沈することができた。
何度かリンクを引き起こし、スタンされながらも息たえだえ脱出をしつづけ、やっとのことで鍵を入手することができた。

「カギでた〜〜」
「おめでと〜」
「あとは宝箱をあければ竜AFブーツがあるはずです。」
「をを!でも....、地図が....たしか宝箱にあるんですよね」
「あい、AFクエをうけていれば....AFがはいっているはずです」
「はい〜〜」
「では探しましょう」

そういうとバンリュ〜さんはスニークをいれ、薄暗い闇に消えた。
私も、スニークをいれ後に続いた....。

〜〜〜〜〜

アリ、アリ、アリ。どこを見てもアリだらけだ。カサカサと音を立てている。
側道にはいると下り坂になった。角角に奇妙な岩があり、そのくぼみに真っ赤な液体がたまり怪しげな炎をあげている。
と、地面からとてとてミミズが顔を出した。後退りすると背中にチクリと痛みが走った。

「サボテン君〜〜」
「う」

緑色の小さなサボテンくんは、両手を広げてこちらをじぃっと見つめている。
すかさず、バンリュ〜さんの「操る」が飛び出し、事なきを得た。
ともかく、スニークを切らさないようにと注意をしているのだが、なにせアリ、アリ、アリである。安全にスニークをかけ直すことができない。

その後も通路を探索したものの見つけることができなかった。

「ありませんね....」
「ですね〜。」
「ちょっと下へおりて見てきます。入り口でまっててください」
「あい。って、あの砂の穴ですか....」

私は、崖の下にまるで蟻地獄のようなすり鉢状の穴を指さした。

「あい」

そういうと、ヴァンリュ〜さんはスニークをかけ直し、崖と飛び降りて砂の中へ飛び込んでしまった。
みるみる砂に飲み込まれていく....。
あたりは、砂がサラサラおちる音以外聞こえなくなった。

〜〜〜〜〜

私は、薄暗い穴の入口で、バンリュ〜さんを待っていた。
どのくらい経っただろうか。LSパールから声が聞こえてきた。

「表へでちゃいました〜。う〜んここはドコだ?西アルテパだ。」
「え〜べつのところへですか?」
「はい〜^^段差があって戻れそうにありませんです。ラバオへむかってください。」
「了解です。」
「あ、スニきれた〜。うお〜〜〜」
「!!!」
「ちにそ〜」
「バンリュ〜さ〜〜ん」
「・・・・・」

私は、急いで流砂洞をぬけ東アルテパ砂漠へでた。
いそいで西アルテパへ入ると、メンバーサーチをしてみた。

〜〜〜〜〜

現場は、ラバオのはるか南西の遺跡の窪みのひとつであった。
切りだった遺跡の上からは飛び降りることができず、レイズをいれることができなかった。;;

「大丈夫です。ひと足先にジュノへデジョンします....」

私の頭の中にバンリュ〜さんの声が聞こえてきた。
私は、バンリュ〜さんの姿にむかい敬礼をするとラバオへむかった。

ラバオ就寝
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【159】サンド港倉庫にて....(AF2)<後編>【竜52】
 Aida  - 04/5/26(水) 13:06 -

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   Date:2004-04-19 (Mon)
(前から)

バスにつくと、さっそく、商業地区の彫金ギルドにむかってみた。

「すまないが、これはうちの商品ではないので....」

なんともつれない返事だ。
ギルドの職人は、黙々と規格製品を作り上げているだけだ。

「だれかわかるひといませんかね。」

問いかけたが、ギルド職人は押し黙っているだけだ。
仕方なく外にでた。
と、一人若い職人が追いかけてきた。

「大きな声では、いえませんが、ギルドに属さない、エルバーンの職人なら....なにか手掛かりに」

そう言うと、木の下にたたずむ男を指さした。
職人に会釈すると、その男に声をかけた。

「うん?これかい?ああ....」
「なにか知ってますか?」
「ああ、たしかEscaっていうミスラが、片方なくしたから、作れないかってたずねてきたぜ」
「Esca....」
「だが、細工が特別でどうしたものかって思ってたんだ。あんたとどけてやればどうだ。」
「Esca....どこかで聞いた覚えが....」

聞き覚えがある。だが、思い出せない。
ミスラで....強奪....。スリ?

「あ....」

わたしは、かつてサンドリア港でのスリの事件を解決したことを思い出した。たしか、ミスラ....で、名前が....Escaだっ

たような気がする。
私は、職人に一礼するといそいでサンドリアへ戻った。

〜〜〜〜〜

チョコボを吹っ飛ばし、ラテーヌを抜け、ロンフォールの森に帰ってきた。
森にあるいくつかの塔が、ミスラの隠れ家だ。今も同じか自信はなかったがそっとのぞき込んだ。

薄暗い塔には、相変わらず例のミスラが潜んでいた。
塔に入る階段の昇ると、ミスラがピクリと動いた。

「だれだ....。あ、ただの冒険者か....」

チラリとこちらをみると、忙しそうにアイテム袋に無造作になにやらしまい込んだ。

「今いそがしんだ....。あ、そのイヤリング....」

ミスラは、目を大きく見開くと、私の手のひらにあるイヤリングをじっと見つめてた。

「これ?あんた、バスの職人にに頼みにいっただろう。これと同じものを依頼しに....」
「なんで、アンタがもってるんだ。それは、アタイの大事な商売道具なんだよ。かえせ〜」
「返してもいいが、あんたもサンドリア倉庫のボスから奪ったものをかえせよ」

ぴくりとミスラの表情が変わった。

「ちっ....あのとき、落としたのか。」
「どうする?取引をするのかしないのか?」

私はそう言うと、イヤリングをブラブラと振った。
ミスラは、私の言葉など聞いていないようで、ただただイヤリングにあわせて目をふっている。

「残念だけど、あのブツはもう転売して手元にはもうないのさ。」
「なにぃ」

私は、イヤリングに手持ちの雷クリスタルを近づけた。
クリスタルが、ブ〜ンと音を立て光り始めた。

「わ、わかった。やめてくれ〜〜。アタイのそれ壊さないでくれよ。孤島に隠してあるはずさ。ほしけりゃ、アンタが取り

に行けばいいだろう。」
「うそじゃないだろうな」

クリスタルがブ〜ンとうなる。

「ウソじゃない、ウソじゃないってば〜。金はもらっちまたったから、アタイがウソついても何の得にもならないさ〜」

ミスラの顔が真っ赤になり、シッポの毛が逆立っている。
私は、クリスタルをしまうと、床にイヤリングをおいた。

「ほらここにおいとくよ。情報ありがとう」

ミスラは、床のイヤリングに飛びつくと、品物を確かめた。
そして満足したように懐にしまった。
そして、こちらをじっと見つめると、ニタニタしはじめた。

「確かに孤島にあるさ。ただ、アンタひとりじゃ、ムリかもよ〜」
「忠告ありがとう」

そう言うと、サンドリアへもどり旅の支度をした。

〜〜〜〜〜

孤島....
バタリアの切り立った南海岸の崖の上から見ることができる。
ときたま、冒険者の姿を見ることはあるが、まだ行ったことはない。
限界越えの際、訪れた古墳をぬけ島にいくことができるようだ。

LSメンバーのバンリュ〜さん、ザルソバさん、ステイン君が助太刀してくれることになった。
古墳は、以前、限界超えで必要なパピルスを取りに向かった場所である。
スニークをかけながら進むことになるが、途中、扉が開閉する場所を通過しなければならない。
しかもそこにはホネが見張りを立てている。

扉の前で、開くのを待っていたが、一向に開かない。
遠くで冒険者の雄叫びと剣の音が響いてくる。
通路の炎が風もないのに揺れている。

「だめですね。あきません〜」
「スイッチ押さないとだめですね」
「通過したら、再度スイッチを切り替えて、ココで待っていてください。中のスイッチでまた扉あけます〜」
「はい〜」

バンリュ〜さんがスイッチに向かいしばらくするとおもむろに扉がひらいた。

「全員通過です。扉閉めてください〜」
「りょうかい」
「こんどは、中からあけますです」

ザルソバさんは、中央のスイッチへ向かった。

「扉の前です〜」
「スイッチいれます〜」

ゴゴゴと扉があき、バンリュ〜さんが飛び込んできた。

「OK〜通過しました。スイッチもどしてください」
「了解です」

全員が揃うと、9つの落とし穴のある広場にやってきた。

「島に行けるのは一つだけだと思います」
「あい....」

念入りにスニークをかけ、ザルソバさんに続いた。
すっと体が中を舞い、広くひろがる地下空洞に降り立った。

「ふぅ。高台に降りれましたね。あとは抜けるだけです」

オバケの横を擦り抜けながら、通路を上がって行くと徐々に明るくなってきた。

「表でました〜〜」
「ををを」

私も、まばゆい光の中に飛び込んだ。

〜〜〜〜〜

目が慣れるまで、しばらく時間がかかった。
潮の香りがし、新鮮な空気をたっぷり吸い込んだ。

「あ、石碑だ〜」
「う....粘度忘れてしまった;;」
「あう....では捜し物をしましょうか....」

そうだ、例の品物を探さなければ....。
島のあちらこちらを見て歩く。
ふと、目を上げると、バタリアの崖の上で釣りをしている冒険者がみえた。おもわず手をふってみた。

「ををを、ここは?」

バンリュ〜さんが崖っぷちの少しへこんだところを指さした。
何やら異様な気配がしてくる。

「いってみます。」
「あい」

ブリンクをかけ万全の準備でその場署を調べて見た。
突如、空間が歪みトラがでてきた。

「むむむ。」

全員が武器をかまえ、攻撃開始だ。
巨大な爪を振り回してきたが、あっさりと戦闘は終わってしまった。
ゆっくりトラが大地に崩れ落ちると、紫の装備品がバサッと落ちた。

「やった〜」
「ありがとうございます〜」

メンバ〜に感謝し、バンリュ〜さんのデジョン2でジュノにおくってもらった。
あのボスは何というのだろう。

〜〜〜〜〜

サンドリア港に到着すると、真っすぐ例の倉庫へ向かった。

「ああ、Aidaじゃないか。」
「例の品物の手掛かりは?」

二人の前で、アイテム袋から例の装備品を取り出した。

「ををを、これが?」

と、背後で扉が開いた。ボスがはいってきたのだ。

「あんた、本当に捜し出すとは....」
「これは、ボスのおやじさんの形見ですぜ」
「ああ....」

私は、しっかりとボスの手に装備品を渡した。
心なしか、ボスの目が潤んでいるような気がした。
まじまじと装備品を確かめている。

「お〜い」

港側の扉から、太った男がニタニタしながら入ってきた。

「それが、例の品物か?ずいぶんと待ったが....」

ボスは、いつもの顔に戻り、口を開いた。

「すまね〜。いろいろ手間がかかったんでね。これが品物だ。」

そういうと男の前に装備品を広げた。
男は、食い入るように装備品を見つめている。

「おお、これはずごい品物だ。これだけの仕事ができる職人はいねぇ。やっと私のコレクションに加えられる。約束の金だ

。うけとれ。」

ボスは、しばらく太った男を睨みつけていた。
そして、装備品に目をやるとゆっくりと首を横に振った。

「あんたには、ゆずらねぇことにした。」
「なに!約束がちがうだろうが....」

太った男の顔が真っ赤になった。

「この装備品は、つまんねぇ飾り棚で眠らせる訳にはいかね〜のさ」
「おい、金を積んだだろう。あとは私の自由だろうが。」
「俺はきめたんだ。あんたにはゆずらねぇ」
「私を怒らせたこと、あとで公開することになるぞ....まったく....」

そういうと、太った男はさっさと倉庫から出て行ってしまった。

「ボス....。いいんですかい?」
「ふん。あんなやろうに形見はわたせね〜」
「えっ」
「この品は、コレクションされる品物じゃねぇ。多くの命を救ってきたしなものさ」

ボスは、そういうと私を見つめた。

「これは、あんたにやろう。取り返したのはあんただ。」
「ボス....」
「少しだけ、親父のやって来たことが解ったような気がする....」

そう言葉を私にかけると、装備品を優しいまなざしで見つめていた。

「ありがとう....」

私は、装備品を受け取った。

「こちらこそ、ありがと〜よ」

ボスはそういうと、扉の奥に消えて言った。下っ端二人は、呆然としていた。

「ボスどうしたんだろう。あんな言葉がでるなんて」
「ううむ。でも、俺はますますボスのことを好きになったよ」
「あぁ、Aidaあんたすげ〜な。今回はいろいろ世話になったよ」

私は二人にうなづき、別れをつげた。

港では、あいかわらず兄弟が桟橋で釣りで張り合っていた。
それを横目でみながら、ジュノ行きの船にのりこんだ。

ジュノ就寝
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【158】サンド港倉庫にて....(AF2)<前編>【竜52】
 Aida  - 04/5/26(水) 13:05 -

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   Date:2004-04-19 (Mon)

ジュノを歩いていると、紫色の甲冑に身を固めた竜騎士の姿をみかける。小さな騎士もいれば、筋肉モリモリの大きな騎士

もいるが、羨望のまなざしでしばし見取れてしまう今日このごろである。

竜騎士のAFも、そろそろ次のドラゴンブレ〜を装備することのできるレベルとなった。そこで、情報を集めて見た結果、サ

ンドリアにヒントがあるようだということが分かった。

〜〜〜〜〜

サンドリアの港に到着するとさっそく聞込み調査を開始した。
久々に立ち寄った酒場では、相変わらず火打石が足らないようだし、桟橋には意地をかけた兄弟対決がいまだに続いている


随分むかしにアルバイトをさせてもらった倉庫のおやっさんも元気そうだ。

「ど〜するんだ....」
「まいった....」

と、深刻そうにボソボソと話し合う声が倉庫の奥から聞こえてきた。
例の天晶堂とつながりのある怪しげ二人組だ。(そういえばジュノへ御禁制品運びをさせられたこともあった。)
傲慢な態度の二人という印象があったが、ひとり顔色がよくない。
話を聞いて見ると、厳しいノルマの日々に追われかなり疲れ切っているようだ。
と、そこへ二人のボスがあらわれ、厳しい口調でノルマはどうだこうだと話をしはじめた。二人のうち、一人は次第にうな

だれ顔面が蒼白になっていく。
話が終わるとスタスタとボスはその場を立ち去って言った。

「どうすんだよ。おまえ当てでもあるのか?」
「ない....。どうしよう。」

どうやら、金の髪飾り程度の商品をノルマとして課されているようだ。
もちろん一晩で稼げるほど安い品物ではない。
競売所で確認をして見たがやはり高い。

次の日、ジュノでやっとのことで金の髪飾りを手に入れることができた。
なんともお人よしな奴だと我ながら思いつつ、サンドリア港の倉庫を訪れた。

「あんた、これがひつようなんだろ?」
「あ....」

うなだれた男の前に金の髪飾りを差し出すと、おとこが驚いた様子でこちらを見つめた。

「昨日の....あんたか。」

男は、じっと金の髪飾りを見つめていたが、手を振った。

「いま、金はない。買えね〜よ」
「よかったら使ってくれ。そのうち返してくれればいいからさ」
「ほ、ほんとうかぃ....」

男はしばらく考えていたが、私にうなづくと金の髪飾りを大事そうに懐にしまった。
と、そのときだった。
倉庫の扉が開くと、このあいだのボスらしき男があらわれた。

「おい、ノルマは達成したんだろうな?」

例の男は、私の顔をチラリと見て、すまなさそうに懐から金の髪飾りをとりだした。

「ふっ、やればできるじゃね〜か」

男から金の髪飾りを取り上げ帰ろうとした瞬間、倉庫の外が騒がしくなった。

「ボス!おやじさんが....ボスのおやじさんが亡くなったと連絡がはいりやした」

駆けつけた男は、息を切らし汗だくだったが、ボスと呼ばれた男は、表情ひとつ変えずに「だからどうした?」という顔を

した。

「おれは、おやじの生き方はうんざりなんだよ....。まぁ、世間体もあるから葬儀くらいはしてやるさ....」
「ボス....。ボスの親父さんなんですよ。」
「ああ、葬儀の準備を手配してくれ....」

ボスと呼ばれた男は、そういうと扉のおくに消えた。
残された男たちは、唖然としていた。

「相当ショックだったんじゃねぇか?」
「ボス、親父さんのことになるとなんでも否定してきたからなぁ」
「あ、Aida。今回はすまねぇ。恩にきるよ。」

次の日、倉庫を訪れると、なにか騒がしい。男たちの荒々しい声が聞こえてくる。

「ボスが襲われた....」
「なにぃ」

男たちが騒いでいると、ボスと呼ばれた男が頭を抱えてやってきた。

「あ、ボス....だいじょうぶですかい」
「ああ、たいしたことねぇ。だが、おやじのこきたねぇ形見をもっていきやがった。あれで一儲けできるとおもっていたの

に。くそっ」
「あの、金持親父が依頼してたヤツですかい?」
「そうだ。大事な客だ。何か手は打てねぇか。」
「しかしボス、手掛かりが....」

と、ボスと呼ばれる男が私に気がついた。

「あんた、冒険者だろ。あちこち、まわっているんだろ?」
「まぁ....ね」
「情報集めてくれねぇか?悪いようにはしねぇさ」
「うむ....」

なんとも横柄な態度だ。
倉庫をでると、AFの槍ではお世話になった鍛冶屋前のMiauxを訪れた。

「Aida。以前アルテパの砥石では、お世話になりました。そうそう聞いてますか?」
「何をです?」
「あの、私のナイフを研いでくれたRanchuriomeさん、亡くなったんです。おまけに息子さんも襲われたとか」
「え....」

どうやら、倉庫でボスと呼ばれていた男は、あの昔気質の職人Ranchuriomeの息子だったのだ。
私は、「親父ののような金にもならねぇ仕事をチマチマしたくねぇ」などと批判していたのを思い出した。

「息子さんも、根は悪くないんですけどね。」
「そういえば、なんでもいいから手掛かりをさがしてくれないかと頼まれたんですよ...」

そう答えると、彼女は思い出したようにアイテム袋をのぞき込んだ。

「あ、そうだ。」

彼女は、アイテム袋から小さな片方のイアリングをとりだした。

「実は、事件があったとき、あわてて逃げてくる女ミスラの姿をみたんです。」
「え〜〜」
「で、私とぶつかって....そのとき、これが落ちていたんですよ。」
「なんと....」
「手掛かりになるとよいのだけど....はい」

彼女は、私にイヤリングを手渡した。
そのイヤリングは、見たことのないものだった。

「女ミスラ....。」

ふと、ウィンダスのナナミーゴの顔が浮かんだ。
だが、サンドリアまで彼女がくるだろうか。

じっと片方だけのイヤリングをみつめてみたが、倉庫の連中に見覚えがないか確認して見ることにした。

わたしは、彼女と別れると倉庫に戻り、彼女の話をしてみた。

「う〜ん。あやしいなそのミスラ。だが、装飾品関係はよく分からないんだ。ギルド職人なら....なんか手掛かりをみつけ

るかもしれねぇが」
「そうだな。大切なものならもう片方を探しているかもしれないし、注文してるかもしれねぇな。」

確かにそうだ。
急遽、バストゥ〜クへ向かうことにした。

(続く)
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【157】コロロカそしてクフィム....【モ23】
 Aida  - 04/5/12(水) 20:36 -

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   Date:2004-04-18 (Sun)

今日もジュノの町並みは賑やかだ。
例によって競売を見ていると、ステイン君が白魔法の本を片手にブツブツつぶやきながら歩いて行くのが見えた。
そのまま下層の魔法屋に向かったかと思うと競売へ戻るという奇妙な行動だ。

「何してるの?」
「ああ、サポ白つけるんだけど....」
「ふむ」
「獣50なのに、白22のままなんです。」
「ああ、サポ割れしてるのね....」
「それなら、修行に出る?モンク22いるよ....」

しばらく、こちらを眺めていたが....空を見つめるとため息を一つついた。

「モンクなら....ガルカじゃないと....」
「うは〜〜」
「こぶし、小さいしぃ」
「うぅむ、まぁ、おそらく、モンクの装備も残してあると思うよ....」

と、そこにダムドさん、バウスさんからLS通信が入ってきた。

「これからLv22くらいでレベル上げしますけど〜〜」
「あ、ぜひぜひ〜〜〜おねがいします〜〜」

そう答えるとモグハウスへすっ飛んで行った。

「あの〜 モンク22も〜〜〜」
「あい〜〜一緒にたたきましょう。」
「ありがと〜〜」

〜〜〜〜〜

ここしばらくこのレベル帯での戦闘をしていなかったので、少しばかり不安がのこるところであるが、幸運にも、装備はfifiが管理していてくれた。
装着を終え、マクロセットを確認し、バスへ移動することとした。
思わず青空を見上げながら、力をためてみる。
不思議と拳が重くなり、筋肉に力が蓄えられ全身がブルブルと震えた。

〜〜〜〜〜

飛行艇を降りると、オイルの焦げたような独特な香りだ。

「バス到着!」
「鉱山区でまってます〜」

LSからメンバーの声が聞こえる。
私は急いで、跳ね橋をわたり切るとモグハウス経由で鉱山区に向かった。
都市から大地をとおらず直に洞窟に潜入ができるのは、ここバストゥークだけだ。

入り口でダムドさん、バウスさん、ステイン君と合流した。
ツェールン鉱山は、かつての賑わいはないようだが、コロロカへ続く門が解放されてからセルビナ、クフィムへ集中していたLv20前半の冒険者は増えていると聞いている。

例によって、急勾配の坂を下る。
コウモリ、ミミズの姿がみえ、複数のPTがミミズと格闘していた。

「奥のミミズ畑に....いきましょう」

バウスさんが、手慣れた様子で横穴へむかう。
ダムドさん、ステインくん、そして私も続く。
本道の側道にでたところで、バウスさんの足が止まった。

この側道へも本道のゼリ〜、巨人が上ってくることがあるのだ。以前、ソロでコロロカへ向かった時に痛い目にあったことがある。
用心深く、本道を横切る橋をわたる。

「いて....」

渡り切ったところだった。突如、橋下潜んでいたゼリ〜がスルリと側道へ上り、私の背後から触手を振り回してきた。

「ミミズ畑までひっぱって〜〜〜」

ダムドさんの指示がとび、バウスさんの挑発がすかさず入る。

「かも〜〜〜ん」

〜〜〜〜〜

コロロカのミミズ畑は、豊作だったのだが、期待したほど経験値は入らず、すぐに枯れてしまった。
その後、奥のカニ広場へも覗いて見たが、複数のPTでいっぱいだった。

「これじゃ、すぐに枯れちゃいますね。とてとてサカナは、アクティブだし。クフィム〜いってみますか....」
「だね〜〜、ちょっと移動に時間はかかるけどそのほうがいいかも」
「それじゃ、チョコボでジュノむかいますねw」
「りょうかい〜〜」

〜〜〜〜〜

その昔、Lv18でサポジョブをつけることを許された冒険者は、こぞってジュノへ出掛けた。みな大きな黄色い高速移動ができるチョコボ免許取得のため決死の思いでジュノをめざしたものだ。
運よくジュノにたどり着き、チョコボ免許を取得すれば、ジュノ周辺での決死のレベル上げに参加したものだ。

なかでもLv20前半は、ジュノの地下通路でつながるクフィム島での死闘となる。
地下通路でのウェポンが行く手を阻む場所では、悲鳴が絶えず、島での巨人に驚き、凶悪なホネホネを相手にギリギリの戦いが続く。
鉛色の空の元、戦い尽きた冒険者の姿があちらこちらで見受けられる。
このころから、戦闘中の会話が少なくなり、ただ黙々と獲物を狩る傾向となるのだ。
(もちろん、私は相変わらずのおしゃべりで通していたので..経験値は稼げずまったりしてしまったが..)
ミミズ、カニ、サカナ、プニ、ウェポン....Lv20〜30ぐらいまでお世話になった思い出がある。

「準備おkです。」
「あい、クフィム地下入り口にいますね〜」
「りょうかい」

メンバーが揃うと、地下道を抜けクフィム島へむかった。
かつて体験した緊張感がなつかしい。

おなじみのクフィム島名物、池の回りでのミミズ争奪マラソンだ。

ジュノ就寝
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【156】限界1クリアへの道程【竜51】
 Aida  - 04/5/7(金) 1:53 -

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   Date:2004-04-13 (Tue)

今日も、いつもの洞窟で修行をしていのだが、奇妙なことが発生した。

「あれ....経験値が....はいらない」
「あ、もしかして....のこり1でとまってしまいました?」
「はい、Lv51まで@1なのですが....」
「カンストですね。限界じいさんに会わねばなりませんね」
「ああ、うわさのジュノの....」

バンリュ〜さんもかつてこの限界を越えたそうだが、サポジョブのクエストのように、必要なアイテムをそろえなければならないのだそうだ。

ジュノの庭園を、元気そうなじいさんを探してまわった。

「ああ、じいさんなら、あそこにいるぜ....」

通りすがりの冒険者が、ジュノ大公がいる宮殿を指さした。

〜〜〜〜〜

じいさんは、バスの健康じいさんと同じように見えたのだが、ジロジロこちらを見つめると、鼻で笑いながら口を開いた。

「あんたに....できるかのぉ〜。まぁ、やってみんしゃい〜」

そう言うと、3つのアイテムの話をしはじめた....。

「ネンキン、スミ、パピルス??」

そういえば、ジュノでよく冒険者が声を張り上げ、このアイテム採取のためのパ〜ティ〜集めをしている光景がみられる。

「アイテムって、これなんですか〜」
「ええ、スミはわりとでますが、ネンキン、特にパピルス取りはかなり厳しいです。」
「う〜〜〜〜む」
「まぁ、ザルソバさんがいれば....w」

それからというもの巣にこもり、イモムシとカブムトムシにおいかけられながらも、Cureさん、Kazutosiさんにも手伝っていただき、数日間かかりでネンキンを入手。
その後、要塞で、サクッとスミをいただいた。
残すところ、あとはパピルスだけとなった。
ただ、うわさではネンキン以上にきびしいとのことだ。

〜〜〜〜〜

古墳には、乾いた空気が充満していた。
足を一歩踏み込むと、暗い古墳の奥からケタケタという声が聞こえてくる。
スニークを駆使しながら、奥へ進む。

こんな奥までやってきたことはなかった。
と、背後で石の扉が閉まる音が聞こえ、側面の壁が開き始めた。

「うぉ」
「ここは、スイッチで扉が開閉されるんですよ」
「ううむ〜〜」

そうバンリュ〜さんが、説明してくれた。

「もっとも、スイッチは遠くにありますが;;」
「ううう」

とにかく、不気味な仕掛けいっぱいの場所だ。

ステインくんの広域スキャンで目的のホネを見つけては、現場へ急行。
リンクに注意しながら、黒のバンリュ〜さんの火柱が炸裂する。
ホネは、火柱の中呆然と立ち尽くし、私は棒を振り回した。

4,5体たたいたところでパピルスが1枚、落ちた。
その後、さらにたたき、幸運にも10体もたたかずに2枚目パピルスが落ちた。
なんでも、火曜日は比較的アイテムを落としてくれるのだそうだ。

〜〜〜〜〜

ジュノの限界じいさんのもとへ向かった。
じいさんは、目を細目め、疑いのまなざしではあったが、限界解除を認めてくれた。

これで、55まで....上がることができる。

ジュノ就寝
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【155】ついにサポレイズナ〜!?【竜50】
 Aida  - 04/5/7(金) 1:51 -

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   Date:2004-04-06 (Tue)

最近めっきり槍があたらない。
肝心のところでミスをしてしまい、最後の詰めの甘さに、もどかしさを感じている。
かつてCureさんが「エルバーンは命中率を上げる装備をしないときびしいですよ」と話をしていたが、まさにその通りである。
せっかくの武装のD値が高くとも、命中しなければ、相手にダメージを与えることはできない。
いつものように槍の手入れをおえるとジュノ港の競売所へ向かってみた。
命中が上がる装備....
装備品の一覧を丁寧に調べていくと、ライフベルトに目が止まった。
Lv48で装備できて、ぐんと命中を上げる効果があるようだ。
そういえば、バンリュ〜さんも装備していたようにおもう....。

「うひ〜」

過去の取引状況を確認してみると、思わず声をあげてしまった。
お値段38000G。へたすると40000Gにもなるようだ。
財布には、30000Gちょいしかない。

「う〜〜〜〜〜む」

しばらく神妙な顔付きで考え込んでみたが、どうしようもない。

「無理か....しかたない....」

とぼとぼと肩をおとし、モグハウスへもどることにした。
と、ひらめいた。

「ガレージセールだ....」

急いで、モグハウスへもどると、fifiの倉庫、Icoの素材倉庫、そして私自身の倉庫をかきまわし、現在使用していない装備類をならべてみた。
レザー、スケイル、木綿装備、チェーン、百人隊長....ともかく、入手困難な装備を除き、競売、バザーの準備をした。

ともかく、防具や武器やの買い取り担当者との交渉をすすめてみたところ、なんとか財布は39000Gちょっとになった。

競売にもどり35000Gから徐々に入札を行ってみた。
36000、37000、38000....落ちない。
ベルトはのこり2本。う〜〜む。
ついつい熱くなってしまう。38500、38600....入札価格を上げて行く。
39000Gが限界だった。これでだめなら....あきらめよう。
そう覚悟し、サイフまるごとカウンタ〜に差し出してみた。

緊張の一瞬。
カウンターから、ペッタンコに痩せてしまった財布とライフベルトが差し出された。

「やった〜」

幸運にも39000Gギリギリででベルトを手にいれることができたのだ。

〜〜〜〜〜

例によって、ヨアトルへでかける。
もちろんベルトを装着しての戦闘だ。
目に見えて、モンスターに命中する。やはり買って正解だったのだ。
さらに、うれしいことに両手槍のスキルが、ぐんぐんとあがっていく。
気がつけば念願のペンタスラストを習得することができた。

そして、Lv50....ついにスーパージャンプを習得。

ペンタは、5回攻撃のWSだが、すべてが命中すると....
12(両手槍)×5回=TP60ポイントがたまることになる。
したがって、その後4回命中すれば、ペンタが打てるのだ。

ただ、逆にモンスターにもTPが蓄積されてしまうため、タゲが集中してしまう恐れがある。
そこで....
1)ペンタ発動前にブリンクで幻影をつくり覚悟
2)ペンタ発動後スーパージャンプでヘイトリセット
3)ペンタでトドメを指す
ということになりそうだ。
ただし、それぞれ難点がある。
1)の場合、どうしてもブリンク詠唱時間がかかるため、タイミングがとりにくく連携するときは、かなり神業。
2)のスーパージャンプは確実にヘイトがリセットされるが再使用まで時間がかかるのが難点。
3)すべてが命中するという保証はない。したがってハズれた場合、土壇場ででピンチを向かえることとなる。

また、激しい範囲攻撃の頻度が高いほどワイバーンのヒール(現時点では主人ヒール以外手段がない)により、TPが減衰してしまうことになり、もどかしいところだ。
かといって、ワイバーンの頭突き攻撃も無視できないところである。

ステインくん、バンリュ〜さんとともにヨアトルのゴブとの攻防で試行錯誤を繰り返し修行に励んだ。

〜〜〜〜〜

「うお、リンク〜〜」

ゴブが剣を振り回し、ベースめがけてやってきた。
一匹でもなんとかの「とてとて」表示だ。
もちろん逃げ場はない。

「いっぴきペットで足止めします〜」

バンリュ〜さんは、落ち着いていた。
ステインくんと私は、最初に釣ったゴブをたたく。
その間、イモムシは、かかんにゴブにアタックしている。
ゴブも、イモムシには分が悪いようで、剣を振り回すもののネバネバ攻撃で動きがのろい。

なんとか一匹目をかたづけた。
ジュ〜スを飲み、リフレッシュをいれながらの激しい攻防だった。
途中、爆弾をなげようとしたところでバンリュ〜さんのスマッシュ(スタン効果)がきまった。
リンクしたゴブにむかってみると、イモムシは相当弱っている。
こちらでタゲを取り直した。
バンリュ〜さんの「野性に返す」で、イモムシのHP回復をした。
ゴブは、なんともしつこい。とくに終盤はねばる。
結局、最後は自爆でおわった。
HPは一気にレッドゾーン。しかもLadyは墜ちてしまった。
チェ〜ンで250を越えていた。

「うひ〜〜」
「クリアしましたね〜」

安堵感と達成感につつまれヒールを開始しはじめた。
と、その時だった。
さらにゴブリンクが発生した。

「うが....」
「無念....」

〜〜〜〜〜

気が付くと、ジュノのモグハウス前に呆然と立っていた。

「リベンジ〜〜」

ジュノ就寝
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【154】宝箱チャレンジ【竜49】
 Aida  - 04/4/20(火) 22:27 -

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   Date:2004-04-05 (Mon)

今日は時間があるのでモグハウスを大掃除してみることにした。
なにせ、ポストは詰まってしまっているし、拡張したはずのアイテム袋もあっと言う間にぱんぱんになってしまった。

まずは、ポストの中身を確認して見た。
と、「苗」が1本とどいていた。送り主はウィンダスにいる名ジュース職人のIcoだ。

「苗木成長、売却懇願。新規挿木、至急送信。」

そう書かれたメモが添えられている。

そういえば「挿し木を育てて苗でがっぽり〜〜」という話をFifiがしていた。そのときは半信半疑で聞いていたのだが、競売で値段をチェックしておどろいた。なんと苗は、10000G程度で取引がされているではないか....。さっそく競売に売りに出してみた。
と、挿し木を3000Gで買うとIcoへおくっておいた。

(後でFifiの情報源は、遠い異国のNile団長からのメモであった。)

モグハウスにもどると、倉庫整理を再開しようとおもったが、倉庫の中は混沌としている。
別のジョブで利用する装備品が3セット、戦利品の各種革・牙等の素材、半端なつるはし、山串、クリスタル....そのほか、月見団子もでてきた。
それぞれ整理し、当面使わない装備類はFifiへ、素材類はIcoへ、その他のものは競売に出してみた。

獣人印象もまとめてみると、なんと80枚以上たまっていたことがわかった。

「ギデアス....宝箱....がっぽり....ムフフ」

賞味期限がきれてそうな月見団子をそっと倉庫にしまいながらニッコリほほ笑む私がいた。

さっそく、ジュノ港のオーブ交換商人へかけこみ、50枚と交換を終えた。
すぐさま、ウィンダス行きの船に飛び乗った。

〜〜〜〜〜

前回、前々回と白31でチャレンジしたが、ストンスキン、ブリンクをかけていてもデジョン札が間に合わなかった苦い経験がある。
このギデアスBC50は、Lv50制限ということもあり、今回はあえて竜49でチャレンジすることとした。
どれほどもちこたえられるだろう....。
できることなら、ミミックに一突きでもして見よう。

ギデアスまでチョコボで走り、BCに到着した。
あいかわらずだれもおらず、ただただ強い日差し、乾いた風、そして遠くからヤグードのかなえるミンネが聞こえてくるだけだ。
プロテス、ブリンク、リジェネをかけ、オーブをBCになげこむと、例によってあたりが、す〜っと暗くなる。
私の心臓の鼓動が、不気味なリズムを刻むドラムにシンクロしていく。

今回は小さい箱と決めていた。
槍を抜き、片手でデジョン札をたしかめ、ギリギリのところでディアをいれた。

一瞬の間がある....

中、大の箱が消え、小だけの箱となった。

「おおおお、当りきた〜〜〜〜〜〜っ」

箱に近づき箱をあけてみると、指輪(赤)、白金鉱そしてギルが入っていた。
換金しても3万程度ではあったが、なんにもないよりはましだ。
これで2勝目をあげることができた。
久々に歩いてウィンダスへもどることができた。

〜〜〜〜〜

ホクホクしながらウィンダス港にはいると、あわてた様子の旅人がこちらをじっとみている。

「どうしました?」
「実は、忘れ物を届けてほしいのですが....」
「え?」
「こんな格好をして(とミスラの写真をみせた)次の飛行艇でジュノへもどるってきいているんですが....」
「だって、まだ飛行艇きてませんよ。このあたりにいるのでは?」
「....それがみあたらないのです。」
「じゃ、あずかっておきましょうか?」
「はい、よろしくおねがいします〜」

そう言うとニッコリほほ笑んだ。
私は、船が到着するまでミスラの写真を観察した。
背の高さ、髪形、装備品....
しばらくすると船が到着した。
しかし、乗り込む乗客に彼女の姿はみえない。
結局乗り込んだのは、私を含め3名。
その中にミスラはいなかった。
しばらくして、飛行艇が、うなりを上げはじめた。

船内にはいり、乗客を確認してみると....なんと、乗客増えているではないか。
しかも、全員ミスラ。

記憶をたどり一人一人確認をした結果、最初にみかけたミスラである確証を得た。

「あの....これ、届けるようにと....」
「え、あ、ありがとう。たすかりました....」

ミスラは、私の手を取るとお礼だといって、いくらかの駄賃をいただいた。

ジュノへ到着すると、ステインくん、バンリュ〜さんがまっていてくれた。

ヨトへ出撃だ。


ジュノ就寝
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【153】ドラゴン退治と魔封門の奥へ【ナ23】【竜4...
 Aida  - 04/4/14(水) 9:17 -

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   Date:2004-04-03 (Sat)

飛行艇でウィンダスへ向かった。
今日は、LSメンバーのダムドさん&バウスさんのドラゴンミッションを約束の日なのだ。
既にLSメンバーには緊急指令が発動されているのだ。

私は、かなり焦っていた。
賢明にサルタバルタを走りウィンダスを目指したのだが、約束の時間に間に大幅に遅れてしまった。なんということだ;;

約束のウィンダスの森の区噴水前には、メンバーがそろっていた。今回は、ダムドさん、バウスさん、ステインくん、バンリュ〜Bさん、そして私の5名だ。それぞれ、ドラゴン戦ということで、Lv25制限対応装備で身を固め万全の戦闘準備の状態だ。

〜〜〜〜〜

ギデアスへはチョコボを飛ばし、わき目も振らず一気にBCへ向かった。
不気味なほどギデアスは静まりかえっており、乾いた風が汗だくの体に纏わり付く。
BCへ近づくにつれ、心地よい緊張が湧いてきた。
そういえば、わたしもここ、ウィンダスでドラゴンと戦った記憶がある。その時には、Lv制限などなく、びっくりするくらいあっさり終わってしまった記憶がある。

「つきました〜」
「だれもいませんね〜」
「かるく作戦会議しましょうか」
「あい」

BCからは、異様な波動が伝わってくる。
Bausさんが、作戦を説明し始めた。

「まず目玉はモンク百烈でしずめます。その間ドラゴンを眠らせ、起きたら、挑発マラソンで....石化の可能性もあるので注意を....」

みんな、真剣に作戦を確認し、突入前の準備にはいった。プロテス、シェルが入り、それぞれが食品を用意した。
みんなで目を合わせ、うなずいた。

「突入します」
「あい」

ダムドさんバウスさんがBCに入ると、バトルフィールドへの突入が可能となる。

「はいりました〜」
「はいってます〜」
「あれ〜〜〜はいれない〜」
「え〜〜〜〜〜」

バンリュ〜Bさんが、フィールド内に入れないのだ。

「なぜ〜」
「あぅ、とりあえず、4人で叩くしか....」
「あいっ;;」

それぞれ気合を入れ、舞台へ向かった。

〜〜〜〜〜

例のごとく、目玉がこちらに軽蔑のまなざしを送っている。
突如、ドラゴンが召喚され我々の前に立ちはだかった。

「くらえ〜〜」

バウスさんダムドさんがと猛然と目玉めがけて乱打を繰り始めた。
私は、ドラゴンに挑発をいれ、走り回り、ステイン君はスリプルをドラゴンにいれた。
幸運にも、目玉は、サンドバック状態、ドラゴンはスヤスヤと眠ってしまった。バウスさんの百烈は、目玉を沈めた後ドラゴンへも連続して炸裂した。
瞬く間に、ドラゴンをたたむことができたのだ。
バンリュ〜(B)さんの勇士が見れなかったのが残念であった;;

〜〜〜〜〜

我々は、ウィンダスへもどり、次の指令である「魔封門通過とトライマライ水路潜入」について作戦を練ることにした。
魔封門は、ホルトト遺跡の奥にある「赤、黒、白魔道士3人で封印を解く」門であり、トライマライ水路へつながる門だ。

「赤は、Cureさん、黒はVanryuさん、Bausは白で....」

とバウスさんが説明をはじめた。

「実際、トライマライ水路....はじめてだし....」
「う〜ん、ウィンダスのミッションで魔封門封印を解く札も手にはいるそうですね」

LSで唯一のウィンダス所属のステイン君に注目があつまった。

「あぅ....、そのミッション飛ばして、次のミッションうけちゃった」
「あぅ〜〜〜残念;;」
「でも、またくることになるでしょうし、今回は様子をみにいってみましょう」
「あい!」

〜〜〜〜〜

東サルタバルタにひっそりとそびえ立つ魔法塔に到着した。
当初は、なんの変哲もないただの遺跡だと思っていたのだが、秘密の仕掛けがあり予想以上に広い。
人影はまったくなく、コウモリ、かぶと虫、ゴブ、ホネが徘徊をしているだけだ。
奥へ進むと、突如整然とした建物が現れ、通路階段を昇ったところに奇妙な彫刻が施された重そうな扉がみえてきた。
軽く手で押してみるとす〜っと開いてしまった。

薄暗いその部屋は、何本もの柱で支えられ、ゴブがうじゃうじゃいる部屋であった。ただ、今回のPTメンバーではちょっかいを出されることはなかった。
横目でゴブをみながら、むかしのことをおもいだした。
やっとのことでスターオニオン団の仲間になったころ遺跡のゴブをたたいてはオニオンを採取していたものだ。
そういえば、スターオニオン団では、オニオン爆弾をつくっていたが、ゴブ爆弾もあながちこのオニオンと関係があるのかもしれない。
さて、ゴブ部屋をまっすぐ直進すると、またもや石の扉がみえた。

扉を開けると、こんどはエビちゃんがうじゃうじゃといる部屋であった。空中で剣振りながらピコピコと徘徊している。これもちょっかいはだされなかった。
気にせず、さらに先に進むと石の床に魔方陣の描かれたところにでた。

「これがサークル?ということは、あの門が....」
「魔封門ということになりますね」
「赤、白、黒....それぞれのサークルにのればよいのかな」

Vanryuさんが、スタスタと前に進み黒いサークルに立った。するとサークルが密かに光り始めた。
Cureさん、Bausさんも続けてサークルにたつと、三つのサークルを覆うように大きなオレンジ色のサークルが光り始めた。

目の前の壁にしっかりと閉ざされていた魔封門がゴリゴリと音をたてながら開き始めた。

「開いた〜〜」

みんな急いで扉の中へとびこんだ。

〜〜〜〜〜

空気が重い。
長い間閉ざされたのだろうか....奇妙な塔のようなオブジェクトがある。
ここから道が二手に別れているが、いずれも行き止まりだ。

「む....」

思わず行き止まりの壁にもたれかかろうとすると、スッと奥の部屋にころげこんでしまった。
幻の壁であったのだ....。

広間が広がっており、ホネの姿があちこちに見られる。

「うお からまれ〜」

Bausさんが叫ぶ。
一斉に武器をかまえるとホネ退治が始まった。
なかでもVanryuさんの長い呪文のあとの火柱はすごい威力だ。
あっと言う間に片付いてしまった。

「錆びた短剣にボロボロの答案用紙....」
「クエアイテムかな....」

あたりのホネを片付けて行くと、短剣と答案用紙の山になった。
あたりの小部屋にはいくつかの扉があったが、いずれも開かない。
一番奥の部屋に来た。
片方には、テレポサークルがあり、もう一方は奥へ続く扉がある。

「この扉の先が、トライマライ水路のようですね....」
「ううむ、察するに、テレポサークルは魔封門の外へ抜けるものかも知れません。」

おそるおそる、扉をあけることにした。
みんなに緊張が走る。

〜〜〜〜〜〜

扉をあけると、奥から水の流れる音が聞こえてくる。
まさしく、トライマライ水路に間違いはないようだ。

コウモリが飛び交う中、音のする方へ歩いてみる。
水路には、魚が泳ぎ、水路の対岸にはホネがいる。

「あ....」

振り向くとコウモリがおそってきた。
と魚も襲い始めてきた。
急いで反撃に出たが、敵の攻撃は止まない。
気が付くとHPゲージが黄色くなっている。
と、ホネが対岸から回り道をしてこちらへ向かってきた。

「うお....」

ためらいはあったが救助信号を発信した。
と、近くをとおりかかったLv70オーバーのPTがこちらに気が付いてくれた。
ひとり、そしてまたひとり....徐々に救助信号にきづいて応援してくれた。しかし、Lv70のメンバーでさえ、続々と集まってくるコウモリ、ホネの類いに苦慮しているようだ。
最後のホネをたたきつぶし、トライマライ水路に静けさがもどったころ、力尽きて倒れてしまった我々5人の姿が....。

おそるべし、トライマライ水路。
おそるべし、ホネホネふぁんたじ〜

ジュノ就寝
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【152】Aida、ミスリルランス装備【竜48】
 Aida  - 04/4/5(月) 20:22 -

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   Date:2004-03-30 (Tue)

はじめてオーロラなるものを見た。
旅人のうわさには聞いたことがあるし、写真も見たことはあるのでその存在はしっている。北の大地でみることのできる自然現象だ。
静かに日が沈み、きれいな夕焼けが見える日だった。夜半過ぎになにやら急に夜空が明るくなっているのに気が付いた。光の帯が幾重にも揺れ動き、刻々と様々な色に変化する。
気が付けば、光エレが湧き出していた。
生でみることができて、その美しさを実感することができた。

ここ数日、すっかり釣り三昧で、クフィム海岸に通っていたのが功を奏したのかもしれない。

おもわず夜更かししてオーロラに魅了されてしまった。

〜〜〜〜〜

「ども〜ヨアトルいきませんか〜〜。いいところをみつけました。」

バンリュ〜さんの元気な声が聞こえてきた。

「をを〜カザム行きの船、まもなく出発です〜」

ステイン君も息を弾ませている。
急いで装備を確かめ、外に出たもののシグを受けてない。
ジュノ港先のガードにシグをうけにいくと、カザム行きの船はでてしまった。

「ぐは、乗り遅れてしまいました。次の便でいきます;;」
「あい〜」

チケットを購入する前だったので競売へも寄り、手持ちのアイテムを整理し念願のミスリルランスを購入した。この槍はD値がずばぬけて高い槍なのだ。

〜〜〜〜〜

やっとのことで、次の船に乗り込みカザムへ入った。
ステインくんとバンリュ〜さんは、桟橋で釣竿をふりながら、私が到着するのを待っていてくれたようだ。

「おまたせ〜〜」
「ども〜〜」

さっそく、チョコボにのりヨトを目指した。

途中ヨトゲートを通り過ぎると、ネコをイモムシで狩る冒険者の姿がみえた。
それを横目にさらに奥へ進みベースをきめた。

バンリュ〜さんの機敏なモンスタ〜釣り、そしてタゲの回し合いでのブリンク防御により、100〜からチェ〜ンで250を越える経験値を叩き出した。
とはいえ、ゴブもしぶとい。ゴブ爆弾の威力も増し、1発で500オ〜バ〜のダメ〜ジを受けることもある。
バファイラにブリンクをいれていてもかなり厳しい。
ときには持参したジュースをガブ飲みしてしのぐことも合った。

このエリアは、獲物のゴブが豊富なのはうれしい限りだが、ベースへもどる途中経路でゴブをひっぱってしまうとたちまちゴブリンクになってしまう。
一匹でもかなりギリギリなのにもかかわらず、2匹に襲われたら....。
すでに、事故は何度も発生している。

バンリュ〜さんの提案で、ともかく一匹は、ペットに任せ、残りに集中する作戦となった。もしも、任せたペットが倒れてしまっても、次のペットをさがして突撃すれば、なんとか時間稼ぎができるというわけだ。
しかしこれは、神業だ。ブリンク、リジェネ、印ケアルを織り混ぜ、ジュースを飲みながらの死闘になることは覚悟しなければならない。
安全に狩りをするのであれば、きちんとエリア逃げが可能な場所でたたくことが望ましいのは確かかもしれない。

と気が付くと、Lv48となった。
アイテム袋から、噂のミスリルランスを取り出し装備してみた。
バランスのよいランス。しかも切れ味はすごそうだ。
ここへくる前に奮発して購入しただけのことはある。

うっすら紫色に光る槍先は、ギラギラと輝くヨアトルの太陽を今にも突き刺してしまいそうだ。

ジュノ就寝
(余談1:この後カザム帰還中ゴブリンクで全滅;;四でじょん。)
(余談2:ライフベルト、買えません;;)
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【151】のんびり釣りのススメ...【竜47】
 Aida  - 04/4/2(金) 20:01 -

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   Date:2004-03-28 (Sun)

クフィムは、あかわらず曇っていた。
海岸の強風にあおられ荒い波が打ち寄せる断崖から糸を垂らす....。
眼下には、まるでスコーンのような円柱の島が見える。

最近は、レベル上げでは、獣使いタッグチームとともにヨトでのネコとの攻防をしている。巡回してくるゴブに気を回しながら、注意深く一匹づつ呼込んでは対戦を挑んできている。戦利品は、クァールの肉、皮、雷クリ、獣人印章、獣神印章といったところだろうか。

そんな対戦の合間、そう、満月・新月を迎える時にはちょっといっぷく。
クフィムで釣りをするのも楽しい。
糸を垂らしながら、ここしばらくの修行をふりかえってみた。

カザム〜ユタンガ〜ヨアトルは随分長く修行をしてきたように思う。
Lv30中盤からカザム周辺のマンドラ、トカゲ....そしてゴブリンクになやみながらもゴブ相手にLv40まで....さらにテレポヨト周辺でのイモムシ、ネコ、そしてアネモネを相手としLv40後半までやってきた。
余談だが、オポオポ、トンベリは対戦時間がやたらかかってしまう面倒な相手だということもよくわかった。
ともかく、この森林は幅広いモンスタが分布している。とはいえ、木々が生い茂り、見通しが悪く、モンスタの奇襲を受けることがあるので気が抜けない場所でもある。
まず、道をおぼえ、安全なベースエリアを見つけだすことが第一かもしれない。
まぁ、一人で修行する場所ではないのは確かだ。(ただし獣使いは除くw)

狩場までのアクセスだが、しばらくはカザムへ滞在することになる。やがて、テレポヨト周辺を狩場にできれば、ジュノからテレポタクシーで飛ばしてもらうことで、非常に便利になる。カザムにはシグをうけられる場所がないので非常に助かるのだ。
狩場からの帰りはカザムへ徒歩で戻り、カザムパインをアイテム袋一杯買い込んでのんびり飛行艇でジュノへもどればよい。(バンリュ〜さんとご一緒の時は、デジョンIIでジュノヘとばしてもらてます。感謝!)
競売は、ウィンダスの競売と同系列なので、串焼きなどはジュノよりもここで調達しておいた方が安いかもしれない。

〜〜〜〜〜

ブルっと竿に振動がきた。
一呼吸おきタイミングを計はかって竿を立てると、イエロ〜グロ〜ブが3匹、さびき針にしっかりと食らい付いている。

「いいかんじ〜」

バンリュ〜さん、ステイン君も快調に獲物をゲットしているようだ。
複合素材の竿を新調してみたが、タルタル式の竿でも十分釣れる。
あっというまにイエロ〜グロ〜ブだらけになってしまった。

「うおっ」

ステインくんが叫んだ。

「あ、イカだ....」

ステイン君は、クラーケンを釣り上げてしまったようだ。
槍を構え突く。とバンリュ〜さんが呪文を唱え始めた。
突如大地が揺れ、巨大な牙がクラーケンを突き上げ、その後おおきな漬物石が浮遊しバチンと音を立ててイカは一瞬にしてノシイカ状態となってしまった。

「うひ〜強烈だ」
「ストーンシリーズでした。」

あたりは静まり返り....なにごともなかったようにバンリュ〜さんは釣りを再開した。
その後も、イエローグローブは大漁であったが、モンスタも大漁であった。(涙)

「む....」

バンリュ〜さんが竿をしならせている。かなりの大物のようだ。
慎重に獲物を引き上げると、キラリと光ったような気がした。

「うは....」
「うん?何ですか?」
「ミスリルソード釣れました。」
「をを〜」

どこかの冒険者が手放したものなのだろうか、それともモンスタに奪われたものなのだろうか....その経緯は分からないが、海にはいろんなものが沈んでいるようだ。

「をを....」

私にも当たりがきた。
慎重にタイミングをはかり竿を立てる。
キラリとは光らなかったが、獲物は魚ではないようだ。

「カッパーリング;;」
「をを〜」

このほかにも「錆びたレギンス」「錆びたサブリガパンツ」等もイエローグローブに交じってつれた。

気が付くと、分厚い鉛色の雲がなくなり、きれいな夕焼けが広がっていた。
しばし、美しい光景に目を奪われた。

「きれいだね〜」
「あしたはきっと晴れますねw」

刻々とに空の色が変化していく....。
レベル上げの合間にクフィムで魚釣りというのもよいものだと実感した一日でした。

ジュノ就寝
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【150】ジ・タへ再び【竜46】
 Aida  - 04/4/2(金) 9:27 -

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   Date:2004-03-24 (Wed)

ここのところ、カザムとジュノを行ったりきたりしている。
ヨアトルで修行をすることで、新たな装備品等を買いにジュノヘ戻らなくてはならないからだ。
もちろん、カザムにも競売所はあるのだが、ジュノでの品揃えは比べ物にならない。今日もジュノで競売を見てはため息をついている。

レンタルモグハウスへ戻ると、一応、ポストを確かめてみる。
と、手紙が入っていた。
見覚えのある流暢な文字は、Barcag卿のものだ。

3国縦断チョコボ6人リレーレースへのお誘い....とあり、日時と簡単なあいさつ文が書かれていた。

どうやら、前回のカザムで行われたリレー形式の団体戦のようだ。また、3国がコースにはいっていることから、なじみ深いコースになるのかもしれない。問題は、6人で参加可能かどうか....。
LSメンバーのほとんどがヴァナで活動する時間がきまっておりその時間に参上できるか難しいところだからだ。

そっとアイテム袋に書簡をしまう。

ポストには、パインジュースが6本はいっていた。
これは、ウィンダスの調理職人Icoが送ってくれたものだ。
私は、カザムへいくたびに港で格安のパインを購入するとIcoに送っているのだ。
と、それにまじって怪しげな手紙がまぎれこんでいた。
「タネ オクレ...」

これだけだ。
そういえば、Nile団長から栽培もコツがつかめれば稼げるという話を聞いたことがあった。それをFifiに話すと、がしつこく栽培に関することを聞いてきたことがあった。なんでも挿し木はどこで手にはいるのか....という内容だったようにおもう。
Fifiが種をほしがるのはわかるが....なぜウィンダスにいる職人のicoからタネの話が出るのだろう。
競売所脇の配達業者でIcoへ送信手続きをしながらこういう結論となった。

Fifiの倉庫は武器庫になっており、栽培キットを置くスペースがない。そういえば、Fifiの部屋には穴のあいたボロバケツがならんでいた。
栽培に必要なタネ類にクリスタルの類は、Icoがもっていた。
おおかた、「栽培するとお金持ちになれる〜Icoちゃんもチャレンジ〜」とでも話をもちかけ、手持ちのキットをIcoに送り付けたのだろう。
こんどサンドリアへ寄ったら確かめてみよう。
モグハウスで、ジュースをうけとると競売所へもどり手持ちのタネをIcoへおくった。

ふと隣をみるとステイン君が神妙なまなざしで競売リストをみつめては、お財布を中をみつめてタメイキをついていた。

「ども〜」
「あ、Aidaさん。」
「金策いきませんか。」
「あい〜いいですね。」
「挿し木なんてどうです。3000Gで取引されてるし....」

ステイン君は、競売のリストをあわてて見直している。

「ぜひぜひ〜」

というわけで、ロランベリーのドーモ君を探すこととなった。挿し木は、もっているはずだが、1度しか落としたためしがないのはヒミツだ。
獣使いのレーダーを頼りに効率的に見つけることができれば、かなりよいかもしれない。

〜〜〜〜〜

ともかく下層からロランベリ〜にでてみた。
かつて、しつこい追跡に下をまいたゴブも、今はこちらを見つめては諦めた様子だ。

「いました!」

早速、葡萄畑をつきぬけドーモ君にいどんだ。
練習相手にもならない相手だが、両手をふりかざし強烈な反撃をくらった。

「まず、一匹。」
「ダリアでしたね。」
「次いってみよ〜」

どのくらい...狩っただろう。結局挿し木は1本だけだった。

「ダメですね。前、チャレンジしたジ・タはどうです?たしか、ゴブ装備をかなり落としてくれた記憶が。」
「ああ、持ちきれほど、おとしてくれましたね。いってみましょ〜」

ということで、ジュノ港からソロムグを抜けメリファトをとおりジ・タへはいった。
あいかわらずのジメっとした空気が私たちをつつむ。

「入り口あたりのゴブから.....」

チョコボをおりると叩き始めた。
前にここを訪れたときには、ともかくリンクがはげしくて、ひどかった。
おそるおそるゴブをたたいては、メリファトへ逃げ帰っていた。
ところが、今回は、見向きもしない。おかげで、ゆっくりとゴブをかることができた。
しかし、まったくといってよいほど装備品をおとさない。

「ダメですね。少し億へいってみましょうか。」
「あい。」

巨木の間をすり抜けすすんでいくと、小さな池がみえてきた。

「あ、あのタコヤキ病気?」
「うん?」

ステイン君が指差す方向をみつめてみると、バルクルムやシャグナー、シャクラミ、コロロカ、クフィムでみるタコヤキとは違い青いマダラ模様がついている。すこし凶悪そうな雰囲気だ。
と、すぐ近くにはキノコがヒコヒコとあるいている。
ステインくんは、すかさずキノコを操るとタコヤキにめがけて攻撃を開始した。
しばらく見守っていたが、ここのキノコもまた強い。
キックもさることながら、吐き出すブレスの威力がすごいのだ。とにかく300〜400程度のダメ〜ジがでる。
もちろん、タコヤキの反撃もあるがまったく問題にはしてないようだ。
対ゴブ戦でもそうである。キノコのキックがヒットするとゴブのヨロイが鈍い音をたてへこんでしまう。
さらに、頭のキノコをなげつける攻撃もある。
そうそう、余談だがキノコがキノコをなげつけることがあるが、その場所、頭のキノコを投げつけているのは知っていた(それが証拠に頭に穴があいてしまう)のだが、しばらくするとポコっと新しいキノコが生えてくる。これははじめてみた。
キノコ爆弾を自家製ですばやくリロードということだろうか。おそるべしキノコ。

調子よくゴブもたたきながらポストのことろまでやってきた。
とにかく、ゴブはわんさかといる。多少リンクをおこしてもキノコがコチラについていてくれさえすれば問題がない。
安心して狩りをつづけた。

ところが....事故がおこった。

「次のゴブいきます〜」
「あっ」
「うん?」
「キノコが寝返りました;;」
「うぉ」

いきなり真っ黒な煙をこちらにむけて吐き出した。

「うが....」

懸命にステイン君が、キノコをなだめすかしては再度魅了をかけてみたが、おさまらない。
おまけに、ゴブリンクが発生。
懸命にジュースを飲んで見たものの回復するにはMPがおいつかない;;

ジ・タの巨木を見上げたまま倒れてしまった。
しとしとと雨が頬をぬらす。

「ぬ〜ぐやじぃ」

我々二人は、キノコを横目でみながら暗闇にすいこまれた。

〜〜〜〜〜

ジュノ港モグハウス前に呆然とたっていた2人であった。
む〜〜〜〜〜リベンジだ。

ジュノ就寝
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【149】あこがれのブリガンダイン装備【竜46】
 Aida  - 04/3/24(水) 19:32 -

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   Date:2004-04-21 (Sun)

ヨトゲートへ通じる穴が、我々のベースだ。
ここで、どのくらいのクァールを狩っただろうか。
冒険者3(獣獣竜)+イモムシ2+飛竜1の混合チームで頑張ってきた。
全員サポ白で、開戦前にはブリンクで幻影をつくる。
そして、クァールを釣ってくるのだが、とにかくクァールの足は速い。
わたしも何度かチャレンジしたが、ベースへもどるまでに相当のダメージをうけてしまう。そこで、ペットのイモムシを使い釣り、十分な距離をおいてイモムシを呼び戻すという神業をつかうことになる。

その後は、3人獣2竜1計6箇所から攻撃をしかける。
ブリンクが消えれば、タゲが移った瞬間にすかさず再度ブリンクをいれる。こうすれば、幻影が物理攻撃や魔法から身を守って暮れる。
ただし、タゲが固定されてしまうとこの戦略は取れない。また、範囲攻撃であるガ系魔法やゴブ爆弾連発等では厳しい状況になってしまう。
とはいえ、同時に6箇所からの攻撃にさすがのクァールも動揺は隠せない。あちこちとグルグルタゲが移動するのが分かる。
Lv42のころからヨトのクァール(Lv50程度獣神印章ドロップ)をたたけている状況から、計算上+8の相手を3人でたたいていることになるのだ。
ほとんどが200前後の経験値。チェーンがはいれば250も出ていた。
ただし、このエリアはゴブの巡回ルートのようで、頻繁に通過する。
そのため、クァールとギリギリで勝負をかけている時のゴブリンクはかなり厳しい。早期発見し、対処していないとあっというまに全滅してしまう。もちろんここには逃げ場はない。
対処の方法は、獣使いのペットで時間稼ぎをさせておく方法だが、長期対戦となるため、いつ魅了がとけてしまうかドキドキすることになる。
(とはいっても冷静に再魅了をいれることになるが....)

なお余談だが、獣使いは、このレベル帯でもソロで「強」モンスタ相手に戦うことができる。へたするとソロでも100オーバーの経験値を手にすることもできるジョブなのかもしれない。

ブリガンダインを3人で装備しカザムへもどるとあたりはすっかり暗くなっていた。

(ジュノ就寝)バンリュ〜さんのデジョンIIにてジュノヘ
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【148】ヨトへ飛び、ネコをたたく!【竜42】
 Aida  - 04/3/19(金) 9:23 -

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   Date:2004-03-16 (Tue)

最近、ジュノ下層では、テレポ屋さんが少ない気がする。
おおぜいの冒険者が往来する下層競売所前にいると、テレポ屋さんをさがす冒険者の叫び声が聞こえる。

先日のデルクフ宝箱探しでねばったバンリュ〜さんも、念願のAF1を完了している。おまけに盾はバランスバックラ〜で固めている。
例によって、ステイン君、バンリュ〜さんの獣隊は念願のAF1装備でかためている。

「ヨトへとびますか〜」
「あい....ただ、タクシ〜がみつかるかどうか....」

じっと下層の噴水前で耳を済ませる。タクシ〜の声が聞こえれば、即Tellだ。たとえ、乗れなくとも、その次の便を予約することができる。
そういえば、最近は300G定額料金が一般的だ。タクシ〜によっては、料金はお気持ちで結構です....と話される方もいるし、強化魔法サービスのタクシ〜もある。

運よく、ジュノへもどってきたばかりのタクシ〜をつかまえることができた。
さらに、続々と相乗りとなり、あっと言う間に満席となってしまった。
テレポ料金を払い

「それでは、ヨトへ....」

一瞬めまいがする。ふっと湿った空気が体を包む。

「つきました....」

と、タクシ〜を降りようとしたときであった。いきなりゲート内で暴れていたクァ〜ルがバンリュ〜さんを突如襲ってきたのだ。

「うが....」

テレポタクシ〜に同乗しているほかの冒険者も、何が起こったのか分からない様子だった。ただ、バンリュ〜さんはじめメンバーがPTからはずれていなかったため、すぐに槍を手に取るとクァール目がけて突き出した。
同乗者メンバーも事の次第に気づき、加勢してくれた。
みるみるクァールのHPがさがり倒した。

「お手間取らせました〜〜」
「どもありがと〜〜〜」
「いえいえ、うは、スキルあがったし〜」

丁寧に同乗者に挨拶し、次のポイントへテレポするタクシ〜を見送った。

〜〜〜〜〜

「いきなりで、びっくりしました〜」
「ですね〜」
「そういえば、Nile団長から手紙がとどいてます。」
「をを〜」
「合成....やはり下積みは厳しいですが、それを過ぎるとかなり財政的余裕もでてくるとのことです。」

バスで合成をしているザルソバさんの反応はすばやい。

「やはり下積みは....」

そうザルソバさんが言いかけた時だった。

「きびいっすよ〜〜」

突然、バンリュ〜さん、ステイン君、ザルソバさん以外の声が聞こえた。

「あ....」
「Punipunichanだ〜〜〜〜。Nile団長だ〜〜」

なんと、声の主は、Nile団長がTitanに残した伝説の特攻タルモンクPunipunichan(Lv3)だったのだ。

それからというものバンリュ〜さんの紹介や、合成のこと、最近の活動について話はつきなかった。

「ともかく合成の修行は、通常の戦闘でのレベル上げとちがって、ヴァナでのまたあたらしい生活スタイルだから、ぜひ挑戦をてみては〜」
「あい、がんばります〜」

久々にLSに響くNile団長のメッセージを、あたまに刻み込んだ。

〜〜〜〜〜

ヨアトルで、どのくらいネコを刈っただろうか。
麻痺に静寂の厳しい状況に陥れられられ、ドキドキすることが多い相手だが、戦闘前・戦闘途中にかけるブリンクが、我々を守ってくれる。

経験値200、チェーン250がどんどんついてくる。

もちろんハッチ〜部隊の大活躍、スカばっかりのAidaに代わって頭突きをくりだすワイバーンLadyがいてこそなのだが....。

カザムにて野宿

追伸:もう、肉いらない〜;;
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【147】デルクフ塔マラソン【戦39】
 Aida  - 04/3/18(木) 22:01 -

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   Date:2004-03-13 (Sat)

「でない〜〜〜」
「でませんですね〜」

突然、LSパールからバンリュ〜さんとザルソバさんの声が聞こえた。

「デルクフですね?」
「あい、鍵とりです〜」
「を!獣AF1、確かデルクフ宝箱でしたね。」
「そうなんです〜」
「よかったら、むかいます〜」
「あい〜」

バスから飛行艇に乗り込むとジュノへ急いだ。

〜〜〜〜〜

アーティファクト通称AFと呼ばれる装備は、ジョブごとに試練を乗り越えて手にする装備品だ。
Lv30前後で手にする種族装備では、各種族の弱点を補なう装備であったが、今回はLv40〜60以上まで長い間かけて習得する各ジョブに特化した装備品となる。もはや芸術品ともいえる装備である。

ジュノ港におりたわたしは、シグを受け、食料を調達した。
ホームポイントを確認し、クフィムへの階段をおりた。
今回は、攻撃力を重視し戦/モでてみた。

クフィムへの洞窟をぬけると、めずらしく青空が見えた。
このクフィムは、どんより曇っている印象が強い。雷が鳴り、紫色のエレメンタルがデビュ〜したての冒険者を恐怖におとしいれるのだ。
それがめずらしく青空がひろがっている。
巨人、ミミズ、エビの横を走り抜け、デルクフの塔へついた。

〜〜〜〜〜

「塔に到着です。」
「はい〜。エレベータへの部屋でまってます。」
「エレベータ?」

実はまだ一度も、1Fから10Fへの直通エレベータに乗ったことがなかった。指示どおり、左手の部屋の奥にいくとザルソバさんの姿がみえた。

「ども〜」
「あぅ、カギまだでないです」

ザルソバさんは、ナ/シで出ているようだ。それでもカギを落とさないと嘆いた。堅く閉ざされた扉の隙間から、バンリュ〜さんの姿もみえる。
さっそく、ザルソバさんがするように奇妙な形をしたデルクフのカギを使うと、扉が開いた。

「よろしく〜〜」

バンリュ〜さんは息をはずませて手を振ってくれた。

少しすすむと、かつて大使を救った時に訪れた部屋に出た。
巨人がうろついている。
ザルソバさんは、すぐさま剣を抜く。私もつられて斧を振り回す。
とにもかくにも、カギを見つけなければならない。

巨人、ポット、ドールを次々に狩る。
ザルソバさんの華麗な剣さばきはすさまじい威力だ。
私も大斧を振り回した。
どのくらいたっただろうか。

「でた〜」

ポットの中にカギが入っていたようだ。

「あとは、上にあがって宝箱を....」
「がってん〜」

おくの部屋に???ポイントが見える。おもわず触って見ると下からすさまじいエネルギ〜がでているようだ。1Fから最上階まで一気に昇る。
話には聞いていたが、これは初めての経験だった。
かるいめまいがあった。それが治まると、10Fの巨人のたまり場に到着していた。

〜〜〜〜〜

わたしが集めた資料には、デルクフの塔の中、上層における宝箱の場所を記した物がある。信憑性は高いとはいえないが、ともかく向かって見ることになった。

残念ながら、記された場所いずれにも箱はなかった。
おまけに、記された数カ所にはピッタリと張り付いている冒険者がいるのだ。

「今日はダメですね。またきましょう〜」

我々三人はがっくり肩を落として塔を後にした。
(ただし、塊やら破片とかボロボロとあつまりました。)

〜〜〜〜〜

次の日は、ステインくんも誘って再び塔に向かった。
バンリュ〜さんは少し遅れて合流するとのことだった。

「カギとりからですね〜」

例によって、巨人、ポット、ドール等を倒す。
今回は、ザルソバさんがサポ戦士でてているので、私がサポシーフで微力ながらででてみた。
相変わらず、カギを落とさない。
ダメ元で、上の階へのぼってみると、ポツンと宝箱が....

「あ〜〜〜箱あった〜」

と、同じフロアにいた他の冒険者が一斉に巨人、ポット等を狩り始めた。

「いそぎましょ〜〜〜」

ともかくカギを取らなければ....。
焦る気持ちと、激しい獲物の争奪戦が繰り広げられたが、カギを取る前に宝箱は消えていた。
と、そこにバンリュ〜さんがやってきた。
既にカギをもっているバンリュ〜さんも驚きと悔しさの表情だ。

〜〜〜〜〜

気を取り直し、下のフロアで再度巨人、ポットをたたいた。
どのくらいたたいただろう。ポロリとポットの中からカギが出た。

「でた〜〜〜」

さっそく、上層へあがる。
エレベータホールには、すっかり掃除されている。いやな予感だ。
案の定、AFに身を固めた赤魔道士やシーフが走り回っている。

「あちゃ〜〜これは、きびし〜〜かも〜〜〜」

ともかく、くまなく10,9,8Fを探索する。ひとつづつ、印をつけた私の地図のポイントをまわってみる。

「次が最後です;;」

柱の奥のポイントにいってみると、ひっそり箱があったのだ。ただ....
ひとりの冒険者が箱にぴったりくっついていた。

バンリュ〜さんとステイン君は、箱の前で宝箱にくぎづけだ。
冒険者は寝てしまったのだろうか。微動だにしない。

「事情説明して譲ってもらいましょうか」
「あい」

と、張り付いていた冒険者が、すっと立ち上がり....

「あ、ど〜ぞ〜〜。帰るところですから〜〜」

と話すとデジョンでもどってしまった。

「帰るのなら、どうして宝箱に張り付いていたんでしょうね。」

ザルソバさんが、ポツリとつぶやいた。

〜〜〜〜〜

目の前には、獣AF1のための鈴がはいっている宝箱が1つ。そしてカギをもっている獣使いが2人。

「勝負〜〜」

二人はダイスで勝負をすることとなった。
緊張の一瞬。

コロンコロンとダイスが振られた。二人のまなざしはダイスの目だ。

「ステインくんおめでと〜〜〜〜」
「をを〜」

勝利をおさめたステイン君は、箱に近づくと苦労して手にしたカギをつかった。
箱は光を放ちながら静かに開いた。

「鈴だ〜〜」
「おめでと〜〜〜」

〜〜〜〜〜〜

気を取り直し、次の宝箱を探すことになった。
うわさでは、10Fと8,9Fでは宝箱がでてくるタイミングが違うということだったので、10Fにかけのぼってみたが箱はなかった。

その後も、高レベルの冒険者とのデルクフマラソンをしてみたが、箱はすっかり音沙汰がなくなってしまった。

「ここで張ってみますよ〜」

バンリュ〜さんは、8Fのステイン君が箱を明けた場所に座り込んでしまった。
我々3人は、後ろ髪をひかれる思いであったが、塔を後にした。

いつの間にか、ポットの破片やらクリスタルの塊がアイテム袋いっぱいになっていた....。
ジュノのレンタルモグハウスにて天井にともる明かりを見つめていた。

バンリュ〜さんは、箱を明けることができたのだろうか。

ジュノ就寝
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【146】釣りな一日....【戦39】
 Aida  - 04/3/15(月) 22:29 -

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   Date:2004-03-10 (Wed)

今日は、グスタベルクの大滝で釣りを楽しもうと、飛行艇を乗り継ぎバスへやってきた。

大きな跳ね橋が上がり飛行艇が着水する。
鉄と油の焼ける匂い....なつかしい。
ゴブにつつかれながら、ソーセージを夜通し焼いた南グスタの丘。
ホネに追いかけ回されながらも犬の首輪を探しに北グスタの山々へものぼった。もちろん、パルブロ鉱山へツルハシもって鉱物掘りにもよくいった。
あのころは、人も多かったものだが....。

今日のお目当ては、北グスタの大滝の滝壺でマイナスイオンたっぷり浴びながら釣りを楽しむことだ。
釣竿に疑似餌等をもって、夜明け前の南グスタを歩いた。

最近、このあたりではモンスタに見向きもされなくなったのが寂しいが、ゆっくりと星空を見上げてあるいてみた。(この後、段差にはまってブルブルしたが....)

西のはずれのダングルフに到着する。

昔は、このダングルフへ迷い込み出口が分からず困ったことがあったが、心優しいバス人にたすけてもらったことがある。
そんなことをふと思い出し、おもわず苦笑いをしてしまった。
奥へ進むほどに空がだいぶ明るくなってきた。

朝日を浴びたダングルフに光る物が見える。ダングルフの奇岩石だ。

「を....」

岩肌に近づくとそっと奇岩石を掘り出した。
真っ赤な岩石は奇麗ではあるが、言い伝えではガルカの流した血が固まったものだそうだ。
その昔のガルカ戦士に一礼し、さらに奥へ進んだ。

二つ目の間欠泉を使い段差を上れば大滝へでれる洞窟だ。
付近のゴブはブレイズスパイクで私を挑発してくる。
私は、槍を収めスパイクドライブを取り出し、ゴブをポコポコとたたく。一撃が決まると、ペタリと座り込んだ。
なにやら、サイレスやらデオードやら巻物を運んでいたようだ。

北グスタの大滝したの渓谷へは、ダングルフから回り込まなければならないが、それだけの価値のある美しい光景が楽しめる。
両側には切り立ったガケがそびえ立ち、その奥に大滝がみえる。
何百年いや何千年の間にこのような地形ができあがったのだろう。心奪われる光景だ。
北グスタの断裂層により大滝が誕生し、侵食活動による渓谷が形成されたのだろうか。それとも、巨大な生物の爪痕なのか....。

ゴブや魚を排除しながらゆっくり進む....。
滝壺のところまでやってきた。
見上げた大滝は壮大で、ものすごい轟音をとどろかせ、水しぶきが頬に痛い。

滝の水汲みや石碑で訪れる側とは反対の場所で、竿を取り出した。
近くには、ゴブや魚がウロウロしていたが、からまれることもない。
水面は、滝の水しぶきで何も見えない。竿から指先に伝わる振動が頼りだ。
ゆっくり竿を振る。
水しぶきを感じながら、空を見上げると狭い空間から青空が見え、雲が流れていく。
そんな絶え間無い雲の流れを見つめていると、ブルっと感触があった。

「きた....」

タイミングをはかりながら、グッと竿を立てる。
しなる竿と暴れる糸....。水面に波紋が広がる。
すっと力を抜を抜き、獲物を泳がす。
再び竿を立てると、何やら得たいの知れないものがかかった。

「なんだこれ....」

よくみると蛙だ。ピョコピョコと元気がいい。そのままアイテム袋にしまったが、不気味にアイテム袋がうごめく様子は異様であった。。

しばらくすると、数人の冒険者が、滝にやってきた。
もしかしたら、滝壺で水を汲み、石碑を確認しにきたのかもしれない。
ふと、初めてここにやってきたときのことを思い出した。

〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜

最初にここへ訪れたのはまだ戦士Lv30にもなっていないころだ。
なんとかダングルフを抜け、滝へ続く谷底へうあってきた。
小さな橋をわたり、遠くに見える大滝の壮大さに感激した。
しかし、ひっきりなしに沸くゴブと魚を処理しながら先へ進むのは苦労した。
ヒールをしながらじりじりと前進をした。
のんびりしていると、前後からゴブの挟み撃ちにあったしまう。
慎重にたたきながら、進まなければならない。
やっとのことで滝壺のある場所までやってきたときには、長い緊張から解放されぐったりしてしまった。
滝壺の対岸では、のんびり釣りを楽しむAFで身を固めたミスラシーフの姿がある。
石碑を確認し、滝の水を汲む....!?

「あ、水筒、わすれまひた〜」
「うは〜〜〜」

〜〜〜〜〜

というわけで、Lv35のころだったか、再度ここに訪れることになる。もちろん、水筒をもって....。
今度は、ソロで向かった。余裕で水汲みを終えて帰る途中、ガル戦士と白タルに出会った。
渓谷下の小さな橋でヒールしながら話を聞くと、石碑&水汲だという。チェーンメイルを身につけているガル戦士から察するにLv30前ではないだろうか。
手助けを申し入れたが、大丈夫とのことだったので、その場を去ろうとしたのだが、ミスラシーフの姿を思い出し、滝壺へ向かってそっと対岸を行くことにした。

対岸では、しゃにむにガル戦士がゴブをたたき白タルが賢明にケアルをいれている。戦ってはヒールしながらの前進だ。
思わず、初めてここへやって来たときの緊張感をおもいだした。

突然、白タルの悲鳴が聞こえる。
対岸をみると、ガル戦士が前進を開始しゴブをたたいた瞬間、背後に沸いたゴブが白タルを攻撃しリンクしてしまったようだ。
私は、対岸からディアを背後のゴブにたたき込み、小橋まで戻り対岸へ急いだ。
リンクしたゴブの処理も完了した。

「ふ〜無事で何より」
「どうもありがと〜」
「がんばってください〜」
「よかったら、滝壺までごいっしょいただけませんか。まだ先は長い。」
「はい、かまいませんよ。前を排除しておきますので....」

無事、クエストクリア。二人がダングルフへ続く洞窟まで見届けた。

〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜

突然、指に衝撃が走り、水面が大きく揺れた。
釣り糸がピンと張る。

「むむっ」

危うく釣竿ごと滝壺へ吸い込まれそうになる。
釣竿を立てるが、このしなり様は半端じゃない。
糸を緩め、一呼吸おく。
再度、竿を立てて見るが、引き込まれるばかりだ。
おまけに、ゴブが隣でブレイクスパイクを唱えている。
足で、追い払おうとしたが辺りをうろうろしている。

と、糸が切れてしまった。

「あ〜〜〜あ」

思わず、ゴブの頭にゲンコツをお見舞いする私であった。;;
しかし、いったいあの獲物はなんだったんだろう....。
いずれまたチャレンジしよう。

バス就寝
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【145】ヨアトル再び!ゴブリン一掃大作戦【竜40】
 Aida  - 04/3/11(木) 11:25 -

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   Date:2004-03-07 (Sun)

ジュノから、飛行艇でカザムにもどった。

飛行艇の度は気持ちがよい。青空が広がり、心地よい風が吹く。
飛行艇に乗ると、操舵室にたちより眼下を見下ろすのが好きだ。
まるで、箱庭のような下の世界を見つめているとワクワクする。
(ただ、私は、背が高いので主観モードで視界を確保し、ヒール状態にしないとならないのだが....。)

カザムへ向かう飛行艇のの眼下には、巨大な大陸がひろがる。
メリファト、タロンギ、サルタバルタ上空を抜けると海が見えてきた。
操舵手は、手慣れたように飛行艇が風に流されないように小まめに舵をとっている。
水平線にうっすらと彼方にエルシモ島がみえてきた。
はっきりと島と認識できるところまで近づくと、左手に、黒々と不気味にそびえ立つ火山がみえてきた。イフリートの釜だ。

と、飛行艇は速度を落とし、おおきく旋回し始めた。
車内アナウンスがながれ、飛行艇はゆっくり着水した。なめらかなランディングだ。
ゆっくりとカザム港に横付けされた。

「おかえり〜〜〜」

島に到着するとステイン君とバンリュ〜さんが出迎えてくれた。

〜〜〜〜〜

カザムの競売所で、装備を準備し、ヨアトルにでかけることとした。

「では出発〜〜」

チョコボでいつもの道をいつものように走る。
レベルが上がったこともあり、いままでの場所よりもさらに奥へ進むことにした。
チョコボから獣を確認し、とて〜とてとてゴブがゾロゾロうろついているあたりでチョコボを降りた。獲物は、多いのだが、安全にヒールできる穴がない。
つまり、ヒール中も気が抜けない。
いつどこからゴブが襲ってくるかわからない。
かといって安全な場所までゴブを引っ張って行けば、途中でポップした獣を巻き込んでしまうことになる。
おまけに、そういう場所は、人気が高く。いくつかのPTが陣取っているものだ。

ステイン君とバンリュ〜さんはハチ(ザルソバさんいわくハッチ〜)を仲間にし、ゴブ探索を開始した。
獣使いは、獲物の居場所をしらべることのできるアビリティをもっている。レーダーと広域スキャンだ。これは、獲物を捜し出すばかりでなく、安全な場所を確保するため役立つのだ。
とくに草木で視界が遮られるような場所では、非常に有効だ。

「ゴブはっけ〜ん」
「いきます〜〜」
「あい、どぞ〜〜」

静かな森の奥から、トテトテと足音が聞こえたかと思うと、ゴブの姿がみえた。

すでにペットの2匹のハッチ〜が猛攻撃をしている。
3人も武器をかまえ、ワイバーンも攻撃に加わる。
3人2獣1ワイバーン 全員が一斉にたたき始めると、ゴブも戸惑いを隠せないようだ。100オーバーの経験値がどんどん入る。
ハッチ〜は、花粉をとばし自ら回復し、我々3人もジュースを飲みながらたたく。
やがて、リミット200がポンポンと出るようになり、チェーンがつくと250オーバーも何度か経験する。
あっというまにLv38,Lv39....と上がってしまった。

ハッチ〜部隊が突撃し、ブリンクで幻影を作り出した3人と、頭突きのワイバーンが、中盤からたたき始め、最後は、ハッチ〜を離脱させる。
ハッチ〜は次の戦いまで体力を回復し....獣レーダーで次の獲物を確認。
ハッチ〜部隊が突撃し....
(以下省略)

さらにザルソバさんも加わり、ヨト近くのイモムシやネコまでも3人でたたけるまでになった。
気が付くと Lv40....。しかもすでに85%がたまっている。
おそるべきヨアトル。

いよいよAF1チャレンジだ...。

獣使いは、デルクフで鈴。竜騎士はアルテパで砥石をさがさねばならない。
がんばらねば。

カザム就寝
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【144】いざ、ギデアスへBC50チャレンジ【竜37】【...
 Aida  - 04/3/10(水) 9:16 -

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   Date:2004-03-05 (Fri)

カザムの草むらで野宿をするのもだいぶ慣れてきた。
最初は体がいたかったが、板間の上で休むよりは楽だ。
そういえば、どこぞかの民家のハンモックなるものを見かけたが不安定で私の好みではない。

競売でステイン君と合流し、さっそくアイアンスケイルを探してみたのだが、ウインダスとつながっているここカザムの競売所には出品がなかった。
ステイン君もなにやら熱心に競売所を見つめている。

と、LSパールからザルソバさんの声が聞こえてきた。

「ごいっしょしませんか〜。サポ白あげようかと思ってるです」
「もちろん、ぜひ〜」
「あ、今競売にいますが、何かみますか〜」
「をを〜〜それでは、アイアンスケイルを!」
「あい〜」

と、思わずお願いしてしまったものの、お財布の中身は15000G程度しかない。
ウィンダスの過去の履歴では14000G程度で取引が合ったようだが、サンドリアの家事ギ以上ルド内ショップでは、20000Gもっとずっと高いと聞いている。

「15000Gでした〜〜」
「をを〜〜おねがいします〜〜」

ザルソバさんが、カザムに到着するとさっそくアイアンスケールを装着してみた。
ズシっとくる鎧は黒光りしがっちり私を守ってくれそうだ。

ユタンガを抜け、ヨアトルへぬけると例場所へとうちゃくした。
穴の周囲の強ゴブを相手に修行を積んだ。やはり、ヒーラー(体力回復担当スペシャリスト)がいると対戦中の安心感が違う。まさしく命綱があるかどうかといっても過言ではない。

あっと言う間に時間が去り、カザムで休むこととした。

〜〜〜〜〜

次の日、ふとアイテム袋を確認すると獣人印章が80枚程度たまっているのが目についた。ステインくんは、まだ起きていないようなので、一人ギデアスへ向かって見ることにした。

BC50へ向かうには準備が必要だが、私の場合には、以下のような手順となる。
1)ジュノで印章をオーブと交換。
2)BC脱出用にデジョン札を戦績と交換。
3)白魔道士にジョブチェンジし、HPをジュノに置く。
4)ギデアスへ(ジュノ→飛行艇→ウィンダス→チョコボ→ギデアス)
5)オーブをBCに投げ込み宝箱チャレンジ....

さっそく、カザムからジュノ行きの飛行艇にのりこみ、大・中・小いずれの宝箱にするか検討する。
当たりが出ればお宝ゲットだが、ハズレならミミックに襲われることになる。
いまのところ1勝3敗だ。

「よし、今回はでっかいのでいこう。大だ。」

かつて、一度だけお宝をゲットしたことがある。そのときが「大」だった記憶があるのだ。

ジュノ港につくと、すぐにチョコボ乗り場入口裏手に立っている商人のもとへ向かった。
商人は、道行く冒険者をみつけてはニタニタ笑いながら声をかけている。
私が近付くと、手モミをしながらBCへ入るためのオーブを売ると話を持ちかけてきた。ギデアスのBC50には、印章が50枚必要だ。
どうにも、うさんくさいのだが、オーブがなければBCにははいれない。
印章50枚を手渡すと、商人は、ニタニタしながら1枚1枚の印章を確認しながら何度も数え直している。

「まだかい?」
「まぁ、あせらずに....。ほら、これだ。もってきな。ヒッヒッヒ」

商人からオーブをもらうと、振り向きもせずに港のホームポイントちかくにいるガードの元へ向かった。
私は一礼して、話しかけた。

「ごくろうさまです。デジョン札を戦績と交換していただきたいのですが....」

ガードは、私を見つめうなずくと、個人成績の帳面を確認し、デジョン札を出してくれた。私は、ガードに敬礼をし、大事に札を袋にしまうとジュノのモグハウスで白魔にジョブチェンジし、ホームポイントを港モグハウス前に設定し直した。
準備万端だ。

〜〜〜〜〜

ギデアスに到着してみると、人の気配がない。
ただ、ヤグードがパトロールし、ハチが飛んでいるだけだった。モンスターシグナをもっているNMが出没しているエリアさえ、人影が無いのだ。
地図を確認しつつBCをめざした。

近くまで行くと、行列になっていることもあるBCだが、ここも誰ひとりいない。

「よし....」

プロテスII、ブリンク、ストンスキンを自分に施すとBCにオーブを投げ込んだ。
当たりが、す〜〜っと暗くなり、遠くから太鼓の音が鳴り響き始めた。

デジョン札をすぐにだせる状態にし、まっすぐ歩いていくと、大・中・小の3つの宝箱が見えてきた。
大きな宝箱にゆっくり近付くと、ハンマーを構えた。

息を整え宝箱をひっぱたいた。
アタリならば、フタが明きお宝がザクザクとでてくる。
ハズレならば、箱がニタリと笑い襲いかかってくるミミックとなる。

突然、箱が歪みニタリと笑った。

「く〜〜〜」

すぐにデジョン札を使った。
といっても、実際にデジョンするまでは時間がかかる。その間、攻撃に耐えなければならないのだ。ミミックは、こちらに近寄ると噛み付き攻撃を仕掛けてくる。
プロテスIIでアーマーを強化してもダメージが襲う。ブリンクでつくった幻影が最初の攻撃で消え、ストンスキンで固めた防具もダメージは防げない。

「はやく〜」

HPはみるみる減っていく。
デジョンが作動した瞬間だった。一撃をくらった。

〜〜〜〜〜〜

暗闇の名かで、町中の雑踏が聞こえる....そして、声も....。

「あ、だれか....ちんでる....」
「ほんとだ....」

からだが動かないが、意識はある。

「レイズしますか?」

どこから声が聞こえる。
静かに、レイズを唱える声が聞こえ、光りに包まれた。
体がふわりと浮き上がり、回りの光景が目に飛び込んできた。

「どうも、ありがとう〜〜。」

レイズをくれた魔道士にお礼を言いながら、ここがジュノ港モグハウス前であることが判明した。
多くの冒険者が出入りする場所で、仰向けにぶっ倒れていたことになる。
なんとも、恥ずかしい限りだ。

「く〜〜〜ミミックめ〜〜〜」

叫ぶと、同情と応援のまなざしがよせられた。
ぬ〜〜

ジュノ就寝
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【143】ヨアトル侵攻【竜37】
 Aida  - 04/3/8(月) 12:20 -

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   Date:2004-03-03 (Wed)

ここのところカザムに滞在しているが、町中はとても平穏だ。
町のあちこちには、ミスラが穏やかな顔をして立ち話をしている。話しかけても気さくに答えてくれるのはうれしい。ノーグとは違うようだ。(ぉぃぉぃ)
ミスラの話では、大陸でも噂のイフリートの釜が、このエルシモ島、ヨアトル森林北部にあるそうだ。いちど拝みにいってみたいものだ。

修行のため冒険の準備を終えると、ステイン君とユタンガへでてみた。
今日は、あいにくのスコールだ。ほんの一寸先も見えないほどの激しい雨が降っている。一歩その中に足を踏み出すと、息をするのも大変なほどだ。
そこら中に水たまりができて良さそうなものだが、ここの大地はス〜と水が染み込んで行くので助かる。
そういえば、ユタンガにヨアトルの大地は、無数の穴(風穴?)がある。これは、その昔、火山の噴火で流れ出した溶岩が冷え固まった際にできあがったのだろう。恵みの雨が降り注ぎ、染み込み、時を経て豊かな森をつくったのだろう。

最近は、ユタンガからヨアトルの方へも足をのばしている。かつては、複雑な地形とおもえた森林だったが、行動範囲を徐々に広げて行くことで、だいぶ道も覚えることができた。
少し前になるが、Barcag卿主催チョコボレースで、このユタンガ、ヨアトルを疾走したときの道もなつかしく冒険することができた。

ユタンガ、ヨアトルで修行をすることでわかったのだが、袋小路になっている穴には不思議とゴブが沸かない。また、こちらから攻撃を仕掛けたり、ゴブの視界にはいらなければ、ゴブ自ら入り込んだりすることがないようだ。
もしかしら、思った以上に外から穴の中は暗く見えるのかもしれない。

ユタンガを出て、左にまがり穴を落ちるとゴブの待ち伏せがある。
わたしがゴブをたたいて引き付けている間に、ステイン君がトカゲをみつけペットにすると攻撃を開始する....。
だいぶ手慣れた様子で、戦闘が終わる直前に未了を解除し(かえれ)、トカゲはみずからヒールを開始する。こうすることで、エリアを変更しない限りペットを万全の状態で引き連れることができるのだそうだ。
解除中に別PTに狩られてしまうおそれもあるが、エサ代もかからない。

さて、ユタンガとヨアトルの切り替え周辺についた。
ここでは多くのPTがマンドラ相手に修行をしている。それが故、競争も激しいため、我々は、すこしばかり離れた袋小路の小さい穴を拠点に修行にすることにしている。
ただ....ここには周辺ゴブだらけである。

「今日はやたら、ゴブ爆弾連発しますね〜」

すっかり真っ黒な顔になったステインくんがつぶやいた。

「バファイラいれても....Ladyは堅くならないしね〜」
「そういえば、曜日でゴブの行動も変わるかも知れませんね」

ときどきモンスタ釣りに失敗し、強ゴブ連戦相手で涙目になることもあるが、片方を獣にまかせ、もう一方を二人掛かりでたたくにする。これは、バンリュ〜さんの華麗な戦術をステイン君が再現しているのだが、非常に有効だ。
時間稼ぎができるので、2匹目もギリギリではあるがクリアできる。(ただし、3匹の場合は、ユタンガへ敗走することになるが....)

爆弾を3発もくらうと、Ladyが瀕死の状態になってしまう。
当然、LadyのHP回復を試みるが、これがまた遅い....。かといって、連戦するとLadyは落ちてしまう。
竜騎士にとってワイバーンは、Lv1から使えるダブルアタック&WSボーナス(ブレス)であり2時間アビでも珍しく長時間効果が及ぶものなのだ。
それ故、このようなペナルティはしかたないのかもしれない。

Ladyのヒールをしながら、穴の外を眺めているとその光景がおもしろい。
チョコボにまたがった冒険者、パトロール中のゴブ、ふらふら歩くマンドラゴラ....いろんなものが穴の前を通過して行く....。ときには、必死に走り去る冒険者集団通過した後、しばらくすると、剣を振り回しながらすごい形相で追跡するゴブ集団が駆け抜けこともあった。
だが、なんといっても穴の入り口からこちらを興味深そうにみつめているマンドラが非常にユーモラスだ。

と、ステイン君が強ゴブを連れてかえってきた....

どのくらいたたいただろうか、いつのまにか、Lv37となった。
いよいよアイアンスケイルを装備することができる。

カザム就寝
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