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★このコーナーは、Aidaの日記です。あまり参考にはならないかも(;´д⊂)
なお、投稿・返信はできませんので、あしからず。
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Aida
- 04/5/26(水) 13:05 -
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Date:2004-04-19 (Mon)
ジュノを歩いていると、紫色の甲冑に身を固めた竜騎士の姿をみかける。小さな騎士もいれば、筋肉モリモリの大きな騎士
もいるが、羨望のまなざしでしばし見取れてしまう今日このごろである。
竜騎士のAFも、そろそろ次のドラゴンブレ〜を装備することのできるレベルとなった。そこで、情報を集めて見た結果、サ
ンドリアにヒントがあるようだということが分かった。
〜〜〜〜〜
サンドリアの港に到着するとさっそく聞込み調査を開始した。
久々に立ち寄った酒場では、相変わらず火打石が足らないようだし、桟橋には意地をかけた兄弟対決がいまだに続いている
。
随分むかしにアルバイトをさせてもらった倉庫のおやっさんも元気そうだ。
「ど〜するんだ....」
「まいった....」
と、深刻そうにボソボソと話し合う声が倉庫の奥から聞こえてきた。
例の天晶堂とつながりのある怪しげ二人組だ。(そういえばジュノへ御禁制品運びをさせられたこともあった。)
傲慢な態度の二人という印象があったが、ひとり顔色がよくない。
話を聞いて見ると、厳しいノルマの日々に追われかなり疲れ切っているようだ。
と、そこへ二人のボスがあらわれ、厳しい口調でノルマはどうだこうだと話をしはじめた。二人のうち、一人は次第にうな
だれ顔面が蒼白になっていく。
話が終わるとスタスタとボスはその場を立ち去って言った。
「どうすんだよ。おまえ当てでもあるのか?」
「ない....。どうしよう。」
どうやら、金の髪飾り程度の商品をノルマとして課されているようだ。
もちろん一晩で稼げるほど安い品物ではない。
競売所で確認をして見たがやはり高い。
次の日、ジュノでやっとのことで金の髪飾りを手に入れることができた。
なんともお人よしな奴だと我ながら思いつつ、サンドリア港の倉庫を訪れた。
「あんた、これがひつようなんだろ?」
「あ....」
うなだれた男の前に金の髪飾りを差し出すと、おとこが驚いた様子でこちらを見つめた。
「昨日の....あんたか。」
男は、じっと金の髪飾りを見つめていたが、手を振った。
「いま、金はない。買えね〜よ」
「よかったら使ってくれ。そのうち返してくれればいいからさ」
「ほ、ほんとうかぃ....」
男はしばらく考えていたが、私にうなづくと金の髪飾りを大事そうに懐にしまった。
と、そのときだった。
倉庫の扉が開くと、このあいだのボスらしき男があらわれた。
「おい、ノルマは達成したんだろうな?」
例の男は、私の顔をチラリと見て、すまなさそうに懐から金の髪飾りをとりだした。
「ふっ、やればできるじゃね〜か」
男から金の髪飾りを取り上げ帰ろうとした瞬間、倉庫の外が騒がしくなった。
「ボス!おやじさんが....ボスのおやじさんが亡くなったと連絡がはいりやした」
駆けつけた男は、息を切らし汗だくだったが、ボスと呼ばれた男は、表情ひとつ変えずに「だからどうした?」という顔を
した。
「おれは、おやじの生き方はうんざりなんだよ....。まぁ、世間体もあるから葬儀くらいはしてやるさ....」
「ボス....。ボスの親父さんなんですよ。」
「ああ、葬儀の準備を手配してくれ....」
ボスと呼ばれた男は、そういうと扉のおくに消えた。
残された男たちは、唖然としていた。
「相当ショックだったんじゃねぇか?」
「ボス、親父さんのことになるとなんでも否定してきたからなぁ」
「あ、Aida。今回はすまねぇ。恩にきるよ。」
次の日、倉庫を訪れると、なにか騒がしい。男たちの荒々しい声が聞こえてくる。
「ボスが襲われた....」
「なにぃ」
男たちが騒いでいると、ボスと呼ばれた男が頭を抱えてやってきた。
「あ、ボス....だいじょうぶですかい」
「ああ、たいしたことねぇ。だが、おやじのこきたねぇ形見をもっていきやがった。あれで一儲けできるとおもっていたの
に。くそっ」
「あの、金持親父が依頼してたヤツですかい?」
「そうだ。大事な客だ。何か手は打てねぇか。」
「しかしボス、手掛かりが....」
と、ボスと呼ばれる男が私に気がついた。
「あんた、冒険者だろ。あちこち、まわっているんだろ?」
「まぁ....ね」
「情報集めてくれねぇか?悪いようにはしねぇさ」
「うむ....」
なんとも横柄な態度だ。
倉庫をでると、AFの槍ではお世話になった鍛冶屋前のMiauxを訪れた。
「Aida。以前アルテパの砥石では、お世話になりました。そうそう聞いてますか?」
「何をです?」
「あの、私のナイフを研いでくれたRanchuriomeさん、亡くなったんです。おまけに息子さんも襲われたとか」
「え....」
どうやら、倉庫でボスと呼ばれていた男は、あの昔気質の職人Ranchuriomeの息子だったのだ。
私は、「親父ののような金にもならねぇ仕事をチマチマしたくねぇ」などと批判していたのを思い出した。
「息子さんも、根は悪くないんですけどね。」
「そういえば、なんでもいいから手掛かりをさがしてくれないかと頼まれたんですよ...」
そう答えると、彼女は思い出したようにアイテム袋をのぞき込んだ。
「あ、そうだ。」
彼女は、アイテム袋から小さな片方のイアリングをとりだした。
「実は、事件があったとき、あわてて逃げてくる女ミスラの姿をみたんです。」
「え〜〜」
「で、私とぶつかって....そのとき、これが落ちていたんですよ。」
「なんと....」
「手掛かりになるとよいのだけど....はい」
彼女は、私にイヤリングを手渡した。
そのイヤリングは、見たことのないものだった。
「女ミスラ....。」
ふと、ウィンダスのナナミーゴの顔が浮かんだ。
だが、サンドリアまで彼女がくるだろうか。
じっと片方だけのイヤリングをみつめてみたが、倉庫の連中に見覚えがないか確認して見ることにした。
わたしは、彼女と別れると倉庫に戻り、彼女の話をしてみた。
「う〜ん。あやしいなそのミスラ。だが、装飾品関係はよく分からないんだ。ギルド職人なら....なんか手掛かりをみつけ
るかもしれねぇが」
「そうだな。大切なものならもう片方を探しているかもしれないし、注文してるかもしれねぇな。」
確かにそうだ。
急遽、バストゥ〜クへ向かうことにした。
(続く)
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