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★このコーナーは、Aidaの日記です。あまり参考にはならないかも(;´д⊂)
なお、投稿・返信はできませんので、あしからず。
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Aida
- 03/8/13(水) 19:28 -
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Date: 2003-06-16 (Mon)
シャグナーの森は、静まり返っていた。
さっきまでの雨はあがり、じっとりした熱気につつまれていた。
カサカサ....。
かすかに獣の気配がする。
そっと目を開け、あたりを見回してみた。
今いるシャグナーの入り口には、トラが潜み何度も痛い目にあっている。
うっすらとモヤのかかる森の奥で、タマネギと羊の姿を確認
した。
彼らは、こちらから手を出さなければ襲ってこない。
ほっとしたときだった。
「うご」
前方の木陰から毒々しい太い腕が飛び出してきた。
うっすら笑いを浮かべ斧をかざしながら突進してきた。
拳に気合をいれ、力をためる。
「おなつよオークか....。これならいける」
斧を交わしながら拳を突き出した。
コンボを取り混ぜ、死闘を繰り広げた。
あとすこし....。
「うご」
背後から、あざけり笑うようなうめき声が響く。
と、次の瞬間、目の前が真っ暗になり体中の力がぬけていく....。ブラインにバイオだ。
目の前のオークを片付け、振り返ると....。
オークが魔法を唱えている。
「うっ つよオーク....。まずい」
急いでラテーヌを目指そうと走り始めたところでバインド。
体がまったく動かない。
みるみるHPが減っていく....。
しかも拳はとどかない。
じっとりとした柔らかなシャグナーの大地に横たわるのに時間はかからなかった。
ブラスバグナウを握り締めたまま意識がうすれていった....。
*** *** *** *** *** ***
気がつくとラテーヌの入り口に呆然とたっていた。
「うぅむ。リベンジ....。オークめ....。」
唇をかみしてみると、とリンクシェルが光り通信がはいってきた。
Cureさんが、ルテ(アルテバ砂漠)のゲートクリスタルをゲットできたのでガイドをかって出てくれたのだ。
次々LSメンバーがあつまり、みんなでチャレンジしてみることになった。
集合場所はバス。
サンドリアに戻るとStainboyくんが待っていた。
戦士の装備に着替えようとしたがモグ金庫に装備がない。
モンクの修行でfifiに預けていたのだ。
「Aidaさん、まだ?」
Stainboyくんにせかされ、fifiに置手紙をおくと裸のままチョコボに飛び乗った。
ロンフォ>ラテーヌ>バルクルム>コンシュタット>グスタベルク....。
なんとか、集合時間までにバスに到着することができた。
バスのレンタルモグハウスのポストをみると、fifiから装備一式が届いていた。と、メモが一枚....。
「一回の預け出しは、カザムパイン2個です。送ってくだしゃい」
ううむ抜け目ない奴....。
とにもかくにも、汗だくになりながら装備を装着するとツェールン鉱山入り口に向かった。
*** *** *** *** *** ***
LSメンバーの顔がみえる。
私に気がついて手を振ってくれている。
「おまたせっ」ぜぇぜぇ.....。
呼吸を整えながら挨拶を交わすと、鉱山の奥閉ざされた門を通過した。
コロロカ洞門は、前にJukaさんと一緒に入ったことがある。そのときは、スニーク、インビジ、デオードでなんとか通過することができた。
コウモリ、スライム、巨人がうごめく恐ろしい洞窟だ。
今回も無駄な体力をつかわず、一気に走りきりアルテバ砂漠を目指した。
暗い洞窟を抜けると、まばゆい光と熱風の歓迎を受けた。
アルテバ砂漠...
かつて1度訪れた事があったが、夕刻だった。涼しい風が吹き美しい砂丘のシルエットが印象にあった。
しかし、いま目の前に広がる光景は、まるで別の惑星のようだ。
カラカラにかわいた熱風が体をつつむ。額から汗がしたたりおちた。
「それでは、いってみましょうか」
Cureさんは、呆然と目の前の光景に立ち尽くすメンバー声をかけるとタッタッタっと走りだした。
アルタバ砂漠の砂丘は、バルクルムの砂丘と違い高低差が激しい。ちょっとでも目を離すと、先頭を進むCureさんの姿が見えなくなってしまう。(おまけにCureさんはタルタル)
賢明にCureさんの後を追う。
と、Cureさんの足が止まった。
「サボテンダー....注意」
緑色の奴は、丘の上でじっとこちらを伺っている。
はじめてここへきたとき、痛い目にあっている。小さいなりはしているが、いたって共謀だ。(汗)
砂漠には、サボテン、クモ、キリン、アリ人、魚人などがさまよっていた。
回りを確認しながら、どれほど移動しただろうか、突如、砂丘にポッカリ穴が空いているところに出た。
回りは石がつまれ、下へおりる階段がある。
「ついた〜。ここが、ゲートです」
そこは、ホラ、メア、デムのゲートとは雰囲気がまったく異なる場所にあった。砂丘の真中にぽっかりあいた穴だったのだ。
ともかくゲートサークルでクリスタルを無事回収した。
と、あたりを見回すと、砂丘ではほとんど見かけなかった冒険者が、テレポートしてくる。
アイテムの整理し砂丘へ出発するもの。装備を変更するもの。バザーを行っているもの。テレポタクシーやデジョン屋を待っているもの....。入れ替わり立ちかわり人の出入りは多い。
「ここで商売をすれば....繁盛するかも...。」
ふと、fifiの姿が頭をよぎったが、そんな話をしたら最後、「つれってほしい」とダダをこねそうだ。
全回復をし、砂漠のオアシスラバオを目指してでかけることとした。
ギラギラと容赦なく照りつける太陽を背にどれだけの距離を移動しただろう。地図もなく、四方八方が砂・砂・砂である。
「たぶん、もうすこしです....」
Cureさんが足をとめる。
「たぶん」というフレーズがちょっと気になったが、砂丘を爆走した。
砂丘にのびる冒険者の陰がだいぶ長くなったころラバオに到着した。
といっても、Cureさんが「ココです。」と指さした先は、今までと変わらない砂丘が続いている。
「ここですか?」
おもわず聞き返してしまった。
「奥へすすむと泉の周辺に建造物がみえますよ」
半ば目を疑いながらも奥へ進む。
と、涼しい風が吹き、木々がゆれる音が聞こえてきた。
砂漠に緑が....。そしておおきな水たまりがみえてきた。
簡素なテント風の小屋がならび、装備品や食料品がならんでいる。
「そうそう、ここで地図をかえます〜。しばらく町を探索してみてください。」
さっそく、アルテバ砂漠の地図を入手。そのほかにも地図が売られていたが、お金が足らないようだ。(涙)
「Aidaさん、これどぞ〜」
Stainboyくんが、異様なものを手にもっている。
「なに?これ?」
「ゴブリンパイだって〜。めずらしいからそこのゴブリンショップでかっちゃった。みんなにくばってこよ〜っと」
振り向くと、ゴブリンがせっせと得たいの知れないものを並べている。不気味だ。
店番のゴブリンはひさびさのお客でホクホクしているようだ。
そんな光景をながめていると、背後から熱い視線を感じる。
「パイたべた?」
Stainboyくんは、興味津々のようだ。
「た たべます」
目を閉じて、パイにかぶりついた。
なにやら、口の中でうごめくような気もしたが、あまい味が広がった。
「詩人さんには、おすすめできませんね〜」
そんなCureさんの的確なコメントがはいった。
ラバオで朝をむかえ、帰還することとした。
砂丘をぬけココロカに到着したころには、猛烈な熱波がおそってきた。
振り向くと、猛烈な陽炎があたりいちめん立ちっていた。
ラバオ....またいずれ訪れる事になるだろう。
バス就寝
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