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★このコーナーは、Aidaの日記です。あまり参考にはならないかも(;´д⊂)
なお、投稿・返信はできませんので、あしからず。
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Date:2003-08-18 (Mon)
南サンドリアの競売付近は、毎日バザーが開かれ、多くの冒険者が行き交うところだ。
真剣に財布の中身をみながら装備品を入札している物もいれば、ぱんぱんのアイテム袋をカウンターにおき出品しているものもいる。それだけでなく、PTの募集をしているもの、多くの職人が合成技術のスキル上げをしているもの、なつかしい友人に出会って大声をあげているもの、LSパールの配布を宣伝するもの、実にさまざまだ。
こうしたところで、耳をすませて、冒険者の話をきいてみると、冒険心をくすぐる話をきけることがある。
「ギデアスの封印解いてがっぽり儲けたよ。」
「ああ獣人印章をオーブと交換してチャレンジしたんだ!」
「まぁ、えらぶだけだしね....」
そういえば、CureさんがギデアスのBC(バトルサークル)の話をしていた。
なんでもジュノの港に怪しげな商人がおり、ときたまモンスターがおとしていく獣人印章を一定の枚数で封印を解くことのできる不思議なオーブと交換してをしてくれるのだという。
そのオーブをもって、その昔ドラゴンを倒したときに侵入したバトルサークルに侵入することができるらしいのだ。
ゲルスパ、ギデアス、パルブロ鉱山....場所や、封印を解くオーブの種類により、さまざまなモンスタが登場するとのことだが、勝利すれば、高価な商品をもらうことができるとの話だ。
「う〜〜む 迷うなぁ」
残念ながら、チャレンジをしたことはなかったのだ。
もちろん失敗すれば戦闘不能状態(病院送り)となってしまう。
「あ、ぼくもうすぐ50枚たまりますからチャレンジします」
突如、Stainくんが声を上げた。
「をを〜〜」
「がんばれ〜〜〜」
「一獲千金だぁ〜〜」
「Aidaさんもいくんでしょ〜」
そういいながら、私をツンツンつついた。
というわけで、どういうわけだかチャレンジすることとなってしまった。
「やってやろ〜じゃないか〜〜」
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
ユグホトにはオークがゴロゴロ待っていた。
Stainくんとともに歌をうたいながら、サクサクとたたく。
あっと言う間に獣人印章が、そろってしまった。もちろん、炎のクリスタルもボロボロいただけた。
いそいでサンドリアへもどるとオーブに交換するためジュノに向かうこととした。
あわてていたので、Lv18でチョコボ乗り場にむかうと、丁重にお断りされてしまった。(運転は20になってから....)
モグへもどり20以上のジョブに着替えるとチョコボに飛び乗った。
ロンフォール、ラテーヌ、シャグナー、バタリアを抜けジュノに到着した。
「港に....たしか交換してくれる商人がいるはず....」
船付き場をあちらこちらとまわる。穏やかな海からの潮風が気持ち良い。
着眼する船の轟音をなんどか聞いたころ、怪しげな商人を見つけることができた。
うさんくさい商人だが、結局、獣人印章とオーブを交換した。
オーブを入手したことをLSに流すと、ZarusobaさんがPTを解散してジュノにむかっているとの連絡が入り、タロンギまでテレポで送ってくれると申し出てくれた。
「ありがと〜〜たすかります!」
「ほんとうは一緒に向かってあげたいんだけれど....」
「だいじょうぶ。がんばりますよ」
というわけで、あっと言う間にタロンギに到着することができた。
「あ....ギデアスのBCってドラゴン戦のところですよね。」
「そうそう あそこです」
「いくらなんでも裸でむかうのはまずいですよね」
「....」
そう、サンドリアでチョコボに飛び乗る際、ジョブチェンジをしただけで何も装備をつけるのを忘れてしまっていたのだ。
「いっしょについていきましょうか....」
「大丈夫、ウィンダスで準備していきます」
「はい。がんばってください〜」
という訳で、裸のままウィンダスを目指しモグハウスに飛び込んだ。
「やはり、いざとなればデジョンで....」
という訳で、戦37/黒18で向かうことにした。もちろん種族装備をし、MPをブーストしないとデジョンが使えない。
着替えが終わると森の区チョコボ乗り場に急いだ。
Stainくんとギデアスに急ごう。
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
ギデアス....。ウィンダスの西サルタバルタにあるヤグードたちのすみかだ。サンドリアの西ロンフォールにあるオークたちのいるゲルスパ的なところである。
はじめて、ここにやってきたときは、楽器を演奏しながら戦いをいどんでくるヤグードに驚いたものだ。
また、数カ所に落とし穴があり痛い目にあったこともある。
また、サンドリアのミッションでドラゴン退治にやってきて依頼の侵入なので、いささか緊張が走る。
BCへ向うドームを抜けていくと、冒険者の列が見えた。BCの前に4〜5人が並んでいるのだ。みなそれぞれオーブをもっている様子。
「順番まちですか?」
「はい〜。あ、仲間の付き添いで一緒に来たのでどうぞ前に....」
「はい....」
次々とチャレンジャーが封印をとき中へ消えて行く。
ギデアスの乾いた風が、かすかにヤグードの笛の調べが聞こえたような気がする。
「先どぞ....」
Stain君が私の背中を押した。
「いきますっ」
オーブをBCにふれてみる。と、目眩を感じた。
とつぜん周囲の音は聞こえなくなり、あたりも真っ暗になる。封印が解け、BCの中に吸い込まれていくのがわかった。
暗闇を抜けると、かすかに遠くに篝火(かがりび)のようなものが見える。
ゆっくりとそちらへ向かう。
丸い台座の上に3つの大中小の宝箱が並んでいる。このうち一つを選べばよい。
アタリはお宝だザクザクだし、ハズレれればミミックの攻撃(おそらく即戦闘不能状態に)となる。
宝箱を見据え....「大」を選んだ。ゆっくり剣をぬくと箱に降りかかった。
と、宝箱がパカっと開くはずだったのだが....ニタっと笑いはじめ、こちらにむかっってきた。
「ミミックだ....」
実は、ミミックと対戦するのも今回が初めてだ。
今思えば、じっくり見ておきたかったが、その時は、必死にデジョンを唱えていた。呪文の80%のところで、体力がつづかなかった。
気が付くと南サンドリアのモグハウス前に立ち尽くしていた。
なんともいえない脱力感が私を襲う。
とLSパールからStainくんの声がこだました。
「あ....ミミック....」
それが最後だった。つぎの瞬間、南サンドリアのモグハウス前に呆然と立ち尽くす姿をみつけた。
果敢なチャレンジは、あっというまに終わってしまったのだ。
いや、むしろチャレンジは、今始まったのだ。
2度、3度向かう決意をした私は、こぶしをぎゅっと握り締めた。
サンドリア就寝
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