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★このコーナーは、Aidaの日記です。あまり参考にはならないかも(;´д⊂)
なお、投稿・返信はできませんので、あしからず。
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Data:2003-08-20 (Wed)
<つづきから>
ココロカの入り口は、Lv20代の冒険者でにぎわっていた。
ミミズにコウモリをターゲットとして一心不乱にたたいている。
その横を通り過ぎていく。
「あ、ゼリ〜」
「5〜〜」
思わず剣を抜き、ゼリーに攻撃を与える。
みるみるゼリーのHPは減っていく....「これも楽勝だ」とだれもが思っていた時、悲劇がおそった。
ゼリーがプルプルと震えると一気に範囲攻撃で反撃を開始したのである。
Lv2のPunipunichanとLv1のPupuniさんは、瞬殺だった。
「あ〜〜〜〜」
メンバーから悲痛な叫びが響く。
ゼリーをボコボコにしたあと、Snowrabbitさんが静かにレイズをかけた。
沈黙が続く。
「ふっかつ〜〜〜。リベンジだ〜〜」
Punipunichanは、むっくり起き上がるかとおもうとそう叫んだ。
と、Pupuniさんが無言で、Punipunichanのハーネスを掴んで座らせた。(ように見えた。)
「ちょっと落ち着いて....」
「あい....」
衰弱状態の二人を見守りながら、コロロカの奥を見つめた。
暗闇の向こうから不気味な生暖かい風が吹いてくる。
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
何本かのミミズをたたき、コロロカを抜けると真っ青な空に白い砂の大地のアルテバ砂漠が広がった。
ただ、風の吹く音と、砂の上をザクザク歩く音以外、なにも聞こえない。
ここからは、私でさえ、サボテン君にアリ君など強烈な連中がうろついているデンジャラスゾーンである。
今回の冒険の最大の難所なのだ。
Cureさんが砂に地図を書き、丸をつけた。
「まずは、ゲートクリスタルをとりましょう」
「地図....もってない....」
「はぐれないように注意です。ここは高低差が激しいので見失う事もありますし、敵もつよいです」
「....」
Zarusobaさんはじめみんなが口をそろえてキッパリ言った。
「ストークしてきます」
砂漠をどのくらい行っただろうか....
途中、固いアリ君を退治しながら進んだ。すでに太陽は空高く、砂漠を行く冒険者の影は短くなっている。。
「ここですね....」
先頭を行くCureさんが、階段下にあるゲートを指さしているのが見える。
と、Punipunichanがゲートをめざし降りて行くのがみえた。
「あ....」
「うん?」
PunipunichanのHPが瞬間にして奪われた。
「どうして?」
「バニッシュ....」
突如、階段下のゲート付近がざわついている。
到着してみると、救援要請が出され、例のアリ門番との戦闘がはじまっている。周囲の冒険者とともに攻撃を開始し、排除するのにはさほど時間はかからなかった。
戦いが終わり、ゲートを振り向くと戦闘不能状態でうつ伏せに倒れているPunipunichanの姿があった。
「間に合わなかった....」
みんながうつむいていると、Snourabbitさんが、レイズをいれる。ゆっくりPunipunichanの体が宙に浮かび再び小さなサブリガメーンはゲートに立った。
「ゲートクリスタルをとって、しばらく休憩しましょう。ラバオはもうすぐそこですし」
Cureさんはそう言うと、ゆっくりとゲートに腰をおろした。
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
アルテバの砂漠では、冒険者の姿はほとんど皆無なのだが、このルテのゲートは、冒険者でいっぱいだ。ときとしておこる砂嵐からも身を守ることができるし、テレポタクシーやデジョンタクシーもやってくる。
砂漠にぽっかり開いた人工建造物のくぼみは、さながらちいさなオアシスなのかもしれない。
fifiだったら、ここで商売したがるだろう。
「おk〜。それじゃラバオへ向けて出発しましょう。」
「花火大会ですね〜〜」
ギラギラと照りつける太陽のもと、ラバオにむけて出発した。
ゲートのくぼみから外にでてみると、どっと汗が吹き出してきた。
Cureさんを先頭にストークをしながら進む。
ユラユラ揺れる地平線をみつめ、砂丘を踏み締める音だけがする。
岩肌にあいた洞窟を抜ける。
いつのまにか陽も傾き、砂浜はゆっくり黄金色から茜色にそまっていた。
「もうひといき!」
「ちょうど花火をあげるのによい時間ですよ」
みんなの顔がほころんだ。
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
「とうちゃく〜〜」
ラバオ到着。
ゆっくりと夕日が地平線に吸い込まれて行く。
涼しい風が吹いてくる。
その風に向かって町の奥へ向かうと、泉に飛び込んだ。
空をみあげると、薄暗い夜空に一番星が光っている。
サンドリアから実に3日かけて、ラバオへ遠征してきた我らは、いよいよ、メインイベントの花火大会を開始することにした。
満天の夜空に花火が広がる。月明かりに照らされたゴブリンパラグライダーが次々に舞い降りてくる様は圧巻であった。
東の空が明るくなるまで花火大会は続くのであった....。
蛇足:
帰りは、Cureさんのデジョンタクシーで一瞬でサンドリアに到着したのでありました。w
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